三月 秀嵐の日記っぽいもの

気が向いた時に、気のむくままに書きまくる乱文集。 あくまで日記っぽいもの。

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「なんだ、さっきのつんざく様な弩弓は・・・」
 不意の声に導かれ、雅はこの"ハズレ男"が来た方とは反対に矢尻を伸ばし
「しゃありい」
 と呼んだ頃には、シャーリーは交代するようにマックスの頭に銃口を向けていた。
「なんて手厚い拷問プレイ体制なんだ、でもお高いんでしょう?」
 マックスはごちる
 乙女が訓を示した結果を雄々しく『弩弓』と呼んだ主はすぐ現れた。ちぢれた珍しい空色の髪と、こちらもある意味珍しい鉄のメイル。見た目は騎士か傭兵だ。矢を向けられていることに気づいたようで
「おっ、おい待て待て。こういう時だから分からんでもないが」
 と両手を白旗をしながら少し後ずさった
「『こういう時』、とは?」
 雅は弓をしならせる。
「あんたらと大体一緒だよ、そういうのやめよう、な?」
 と騎士は宥めすかそうとする。それにマックスも同調し
「麗しのアマゾネスたち、そのおっさんの言う通り!アスフィーネちゃんと旦那は俺を家族のように暖かく迎え入れてくれたー!マジ天使ー!!」
「そうだ、マックスくんも争いを望んでいない。こういう時こそ手を取り合って・・・」
 弩弓が飛んだ。マックスの時と同じよう、騎士の表皮を舐めながら。
「アマゾネス一号!またかー!」
 マックスが悲痛な叫びを挙げる。しかし、もしくはそれより鎮痛な顔で
「こやつの名前を知っていたな、"同じ境遇"」
「んー、俺が何か言ったかなー?」
 厭らしい薄い笑みを浮かべる。その内に二本目の矢が用意される。
「勇ましいものだねえ、勇気と蛮勇は紙一重だねえ」
 説くように、笑うように語りそして
「"雅くん"・・・だったかなぁ?」
 二本目の矢ははやにえを作るように飛び出した
 しかしその矢は、なんと素手で掴まれた。驚愕の色を見せる雅。
「知ってる知ってる、あんたらの名前、武器。そして弓が発射されたらコンマ何秒で対処すれば良いか、銃弾を鎧で弾く角度。だって俺は・・・」
 乾いた唇を舐めた。
「サム、《賢いサム》(サムワイズ)だからな、クヒヒ・・・ッ」
 下衆な笑いを押しつぶすように衝撃が落ちる。それはピラムの改造ボディから出された降下キックだった。床から舞い上がる煙から無事なサムが姿を見せるも
「俺は知ってるだけで、強くはねえ。さて、俺も仲間を呼ぶか、知的に逃げるか、ヒヒ・・・ッ」
 言うも余裕な態度は崩さなかった
「今のタイミング、確実に捉えたはずだったが」
「おお、怖い怖い。やっぱり逃げるかな」
 相も変わらず余裕な表情のサムを、ピラムが強い視線で睨む。
「お前たち、少し下がってろ」
 右の拳を強く握るピラム。すると、ゴゴゴゴという異様な駆動音と共に肘を突き破り刃のようなものが現れる。
 今やピラムの肘から下は巨大な鈍器と化していた。
「だ、旦那……それは?」
「いくぞ、サムとやら」
 ズン、と足に力を溜め強く地面を蹴った。勢いを殺さぬまま、一直線にサムへと拳を叩きつける。つもりだった。
「いやいや、申し訳ないねぇ」
 突如行く手を阻むが如く現れたのは、機械人形。
「なっ!?」
 不意の出現に驚いたピラムは一度勢いを殺し、立ち止まる。
「悪いねえ。賢い俺は『両方』を選択させてもらうぜ。俺の目的はここにいないみたいだしな、クヒヒ……ッ」
 周囲を見渡すと、機械人形や獣が十数体。
「……いつからそこにいた?」
「さぁ?」
 サムは嘲笑を残して、去っていく。
 ピラムの背後。
「義太夫、追えるか?」
 鷹は首を横に振る。
「正直な奴じゃな……さて男女よ」
 雅は弓を再度構える。
「一人四体ということで構わぬか?」
「うむ」
「タケちゃん、頼むよ」
「しゃありい、できるか?」
「やってみるわ」
「よし、俺もやってやるぞ!」
「ぬ? そちはそこで震えておれ」
「この人形どもを壊せばいいんだろう」
 ピラムはグローブを締め直しながら言う。
「回りくどいのよりも、その方が分かりやすくて良い」
 サムの扇情的な話術にストレスを溜め込んでいたピラム。人差し指から左側へ順に指を折っていき、最後に親指で包み込む。力を込める『拳』の作り方。
「来い。叩き壊す」
 機械人形の群れの一体が、巨大な腕を振りかざす。
「旦那! 危ない!」
 マックスの声が響くが、ピラムはそれを左腕をかざして受け止める。
「――ッ!」
 その重量と衝撃で、ピラムのブーツが少し地面に沈む。
「う、受け止めた…!?」
「むんッ!!」
 反撃。温存していた右の拳を機械人形の腹に撃ち込む。
「!?!?!?」
 痙攣する機械人形。ピラムは拳で貫いた内部から、纏わりつく配線類を引きずり出しながら右腕を抜き、
「相手が人間で無いのなら遠慮はせん」
 トンッ、と一飛びして機械人形の脳天に稲妻のような踵落しを叩き込み、頭部を潰した。地に這い蹲った機械人形の残骸を踏みつけ、
「まずは一体」
「わーピラムさん、すごい」
 と手を叩きながら、のんびりと褒めるアスフィーネ。好きがあると判断したのだろうか。アスフィーネの後ろから、レーザーブレードを掲げた機械人形が襲い掛かる。
「アスフィーネちゃん、あぶねぇ」
 マックスの声がアスフィーネを助けようと走る。
 だが、それも杞憂に終わる。アスフィーネが振り向くと同時に、機械人形は右腰から左肩にかけて切り裂かれる。さらにアスフィーネに蹴り飛ばされ、離れた場所で爆発する。蹴った勢いでピラムの後ろに行く。
「ノルマは1人4体だって、ピラムさん」
 ピラムと後ろを守るかのように近づき声をかける。
「どっちが早いか競争する?」
「下らん。倒せられればいいだろう」
「それもそうね」
 弱いからそれくらいしないとつまらないんだけどなあ、と心の中で続けながら、アスフィーネは金色に輝く刃を持つ刀を構える。
 さて、使える武器は日本刀と小太刀とナイフと槍、どう戦ったものかしら、とアスフィーネは高揚する感情を抑えつつ、次の一手の選択にかかる。なお、アスフィーネを助けようとしたマックスはというと、
「ええい、そちは邪魔だから震えておけ、と言ったであろう」
 雅に蹴られた挙句、踏まれていた。
「いて!いててて!おいおい、勘弁してくれよ(いやしかし、これはこれで…良いっ!)」
(な、何故この男は踏まれておるのに笑顔なのじゃ!?)
「む…危ねえ!後ろだ!」
「…!」
 次の瞬間には機械人形には雅の弓が貫かれていた。
「ふぅ、間一髪だったな。」
「お、お主に言われんでも敵の気配ぐらい気づいておったわ!」
「おお!雅さんはツンデレですね!?分かります!」
「ええい!はよ隅で震えておれ!それともまた蹴られたいのかえ!?」
「うーん、それも…あ、いや。何でもないです。」
「…」
「こいつら、緊張感がまるで無いのか」
 マックスや雅らの姿を見て、溜め息を吐くピラム。
「ならば、気を回す必要は無い、か」
「…!」
 機械人形のパンチをひらり、と避わし、
「ぬうぅッ!」
 下腕部を締め上げ、捩じ切る。
「シッ!」
 腕を投げ棄て、右腹部への胴回し蹴り。
「!!」
 人形の胴体は真っ二つ。
「わっ! わっ! わぁ~っ!」
 機械人形の攻撃を紙一重で避わすマックス。必死さ故に、裏声になってしまっている。
「だ、旦那ァ~! た~すけて~!!」
「1人ノルマは4体らしいぞ」
「俺のノルマ、旦那に分けたげますよ! 冒険は助け合いでしょ!」
「物は言い様だな」
 そう言うと、ピラムは撃破した
 人形の残骸を怪力で丸めて、マックスを襲う機械人形へと投げつけた。
「!?!?」
 壁にめり込む機械人形。
「でぃやッ!」
 体勢を整える間も与えず、ピラムは機械人形の心臓部に飛び蹴りを撃ち込む。
「ぴらむ、とか申したか。何と荒々しい戦い方をする男か」
 雅は目を丸くする。
「壊すしか能が無くてな」
「ふむ、わしもやるかのう」
 四体なら、四回弓を引けばそれで済む。先の一回は、あの役立たずにくれてやろう。
「義太夫、そちはしゃありいの助太刀をしてやれ。ぬかるなよ」
 こくり、と鷹は頷く。
「さて、ゆくぞ」
 己の身長にも匹敵するほどの大弓を構えると、壁際を走る大型の獣に狙いを定めた。
「……」
 ひょう、と放った矢は獣の頭を正確に射抜いた。続く標的はその隣でシャーリーに腕を振り上げる機械人形。もっとも甲冑の厚いであろう胴体を射抜くのは無駄と判断し、首の継ぎ目を狙う。
「しゃありい、横からすまぬな」
 数秒後、機械人形は膝から崩れ落ちた。
「天狗共の方がまだ手応えあるのう」
 義太夫は縦も横も狭い通路内で飛びづらそうにしながらも、右に左に飛んで獣をシャーリーの持つ拳銃の射程圏内に誘導していた。それを正確に撃ち抜く、シャーリー。
「あとで褒美をやらねばな」
 四本目の矢を放つと、雅は満足そうに呟き白い鉢巻を締め直した。
「脆い。i.oの改造戦士とは比べるべくも無いか」
 ピラムは左足を前方に、右足を後方に踏み締め。丹田に気を集中するように腰を落とし、最後の一体に狙いを定める。
「そう。この力は、奴らを一体残らず叩き潰すためにある。こんな所にいつまでも留まっていられん」
 この体を人非ざるものへと変えた。
 憎むべきはi.o。倒すべきはi.o。この悪魔の力を授けたのがi.oであるならば。この力を以って奴らを滅亡させてやる。仲間を、この体を、人間としての自由、尊厳。ピラムの全てを奪った者達を壊してやる、奪ってやる。何もかもを。
「はあああああああああああ…!」
 ピラムの髪がゆらりと逆立つ。
 首に巻く赤いマフラーも。ピラムを取り巻くものが震えている。彼の拳に収束、凝縮していくエネルギー。
「これで終わりだ」
 右足で蹴った地面が抉れる。左腕を突き出し、腰を捻りつつ振り被る右の拳。
「ピラムさんに美味しい所、独り占めさせないよ?」
「む?」
 ピラムの隣に並ぶのはアスフィーネの笑顔。
 笑みを浮かべながらも、アスフィーネはこの戦闘に飽きを覚えていた。つまるところ、相手が弱い。弱い相手を倒して得る優越感はアスフィーネにはない故に。ノルマの4体を終えたにもかかわらず、暗がりから次々に現れる機械人形を、いい加減、蹴散らしたいところであった。
 ピラムの拳が唸りを上げて前に突き出される。それに合わせるかのように、アスフィーネは「神の雷」と一言。瞬間、寸分違わず、あたりの機械人形と獣に雷が降り注ぐ。同時にピラムの拳から繰り出された衝撃は、空気を伝って、前方の機械人形を吹き散らす。
「これで終わりかな。いやあ、ピラムさんすごいねぇ」
 再び笑顔でピラムに話しかける。
「今の雷はお前か?」
「うん、そうだよ」
「お前は……」
 とピラムが何か言いかけたところで、
「いやあ、旦那もアスフィーネちゃんも凄かったよ」
「そちは全くもって役立たずじゃったがな」
「それは言わんで下さい、姉御」
「誰が姉御じゃ。っと、そちもご苦労じゃったな。義太夫」
 雅が声をかけると、シャーリーを伴って義太夫が現れる。
「この子のおかげで、だいぶ助かったわ。あと、こっちの方にも敵はいなさそうね」
「ふむ。ならば、ひとまず安心じゃな」
 バンダイチャンネル特典とPMC特典が強敵ですね。他(ファミ通は手に入れられなかった)は、配信中のものはクリアしたんですけどね。柔軟な思考が欲しいですわ。考え方は途中まで合っていたのに、移動場所を間違えていて、クリア出来ずに30回くらい繰り返したのもありますし。
 キャンペーンマップやクリアしていないツメスパもありますが、そろそろ本編を始めますかね。あ、最初の戦闘は敵を殲滅した上で、一騎で止めをさしました。

・THE UNLIMITED 兵部京介:絶対可憐チルドレン
 11話。兵部無双。
 敵地に誘い込まれて、罠にかかって、敵に襲われる。それでも、ユウギリを助けるために抗う兵部とアンディ。トンファーや日本刀での大暴れは見応えがありましたね。いやいや、とツッコミを入れたいところも多々ありましたけど。ビーム斬ったり。そもそもビームが当たらなかったり。そういうのを含めて、見ていて楽しかったんですけどね。そして、ピンチに助けに来るパンドラのメンバー。王道ですね。チルドレン側から見れば、敵でありながら、王道です。良い流れでした。
 仲間が再び集い、ユウギリ奪還。とはいえ、暴走するユウギリ。不二子もパンドラも止められない。やはり、最後はヒノミヤが決めるのか。それとも、今作の主人公兵部が決めるのか。

・僕は友達が少ない NEXT
 11話。急転直下の展開。
 理科が倒れたことにより、映画の公開は取りやめになりましたが、みんなで完成した映画を一緒に見ることには成功。最初に隣人部で見なければ意味が無い、と言った夜空の英断が素敵。友情と言うべきか、絆というべきか。なんというか、奇妙な関係が生まれてきてますね。仲間意識があるのは間違いないのですが。
 後半では生徒会のがさ入れで隣人部の存続が危うくなりますが、夜空の屁理屈と星奈の権力の前に撃沈。なんだったんだろう、遊佐さん。尺稼ぎにしか思えないレベルで扱いが酷かった。
 星奈の告白とそれを聞こうとしない小鷹。次で終わりだというのに、どうなるんだろう、これ。

・ジョジョの奇妙な冒険
 24話。決戦、カーズ。
 カーズ様のなんとも言えない小物臭に笑う。ジョセフに楽に勝ちたい、と言い放ち、リサリサを人質に場を支配していたと思ったら、見事にジョセフの罠に引っかかって返り討ち。犬を助けた時とか、あんなに格好良かったのに。もう見る影もない情けなさ。シュトロハイムと良い勝負です。そのシュトロハイムはカーズが石仮面と赤石をつけたことに気づかず、紫外線を照射してしまいましたし。何してんの、この人達。
 そんなわけで、究極生命体の誕生。波紋の力が残っていないジョセフに勝機はあるのだろうか。
 というか、本当、ワムウに比べて弱かったな、カーズ。

・D.C.Ⅲ ~ダ・カーポⅢ~
 11話。さくらの思い出語り。
 初音島からいなくなる決心をしたさくらとの最後の思い出を作る新聞部のメンバー。
 なんというか、よくわからないという印象。前作・前々作をきちんと理解していなかったのが響きます。枯れない桜の扱いがいまいちわからないんですよね。
 なぜ枯れないのか、なぜ枯れたのか、なぜ願いを叶えるのか。この辺があやふやなままだったので、理解しきれなかった気がします。
 次の話でももう少し理解出来れば良いんですけどね。

・リトルバスターズ!
 24話。久しぶりの秘密の指令。人形劇です。
 河原で鈴が子どもたちに人形劇をする話。なんか、こういう話があったことを完全に忘れていたので、なんか新鮮な気持ちになります。リトルバスターズの、小毬の力を借りて、無事に人形劇を成功させる鈴。引っ込み思案で人見知りをする鈴が、子供とはいえ、ほぼ初対面の相手に人形劇をやりきったところに、鈴の成長が見て取れます。鈴も成長したな。理樹の方はどうだろうか。
 最後の小毬を探す場面は少し焦りました。今後の展開を知っているからこそ。
 さて、次は野球だ。本編がやっと始まりますわ。

・みなみけ ただいま
 12話。節分の話。
 全体を通して、春香姉様が良い味を出してました。夏奈に買い物を頼んで炬燵に引きこもったり、追加の買い物を頼みに行ったら夏奈に雪玉ぶつけられて、全力で投げ返したり。鬼の仮面をかぶって、お手伝いをしてくる千秋が、食べたくない野菜を拒否しようとしても、優しく却下したり。おっとりしているけど、一番強いわ、春香姉様。あの妹2人の面倒を見ているだけありますね。敵わない。
 それにしても、京都弁のリコは可愛かった。ずっと京都弁なら良かったのに。というか、みんな、旅行先の影響受け過ぎ。藤岡のスキー焼けは仕方ないけど。リコの京都弁も仕方ないけど。でも、重さの単位がポンドなのは。

・聖闘士星矢Ω
 49話。星矢復活。
 アプスの力によって暴走する光牙。止められないユナ達。その若き青銅聖闘士の祈りと願いを聞き届け、ここに黄金聖闘士射手座サジタリウスの星矢復活。アプスに囚われた光牙相手に一歩も退かぬ死闘。とはいえ、黄金聖衣はボロボロ、体の至る所にも魔傷はある。勝ち切るのは厳しいですが、そういう所で勝ってきたのが星矢ですからね。ユナの力もあり、無事に光牙を奪い返す。やっと、光牙が主人公復活ですね。前作主人公の力を借りるのは良い流れ。更に、星矢から黄金聖衣を借りて、アプスへの最終決戦。今回の話だけ見れば、星矢が主人公っぽいですけど、なんだかんだでちゃんと光牙が主人公になっているのはうまいですわ。
 マルスもマルスで、アプスへの対抗策として星矢を捕らえていた、という設定は良いなあ。でも、どこに、という疑問は残りますが。

・ドキドキ!プリキュア
 8話。真琴がマナの名前を呼ぶ話。
 OPややアイキャッチでさんざん出てきた赤ん坊の妖精が登場。「アイアイ」言うからアイちゃんというわかりやすい名前。というか、ジョー岡田の店に置いてあった卵から孵ったあたり、ジョー岡田の怪しさ大炸裂。名前がジョー岡田という時点で、六花さんは疑念を持ってますね。流石です。他の3人はあまり気にしてませんし。どんな状況もあっさりと受け入れちゃうし。マナさんは突っ走るし、ありすは天然だし、真琴は世間知らずだからそういうものだと認識するし。うん、ツッコミ役が六花さんしかいない。まさか、劇中で本人自ら「どこから突っ込んだら」とか言うとは思いませんでしたね。
 戦闘は寝不足のサラリーマンのジコチュー。羊姿で催眠音波を飛ばしてくる強敵でした。戦おうにも、眠気に勝てずに何度か寝る。アイちゃんを守るために、必死になるソードとハート。なんだかんだで良いコンビになってきました。ダイヤモンドとロゼッタも互いの頬をつねって復活。ダイヤモンドの機転もあり、無事に勝利。知性面で活躍しますね、ダイヤモンド。あと、みんなが寝ぼけている時の作画は、なんか可愛かったですね。
 次はアイちゃんが学校に行く話か。なんか、シフォンを思い出すなあ。

・CARDFIGHT!! ヴァンガード リンクジョーカー編
 115話。アイチVSレッカ。
 レッカさんの宣伝回だった。いや、本当に。なんだかんだでレッカさんのあざとさ炸裂タイムでしたね。それを見て、呆れ返るコーリンさん。そんなコーリンさんの反応にツッコミを入れて営業スマイルを引き出すミサキさん。このコンビもなかなか見ていて楽しいですわ。あと、シンゴが突然レッカファンになって、アイチを裏切ったことが笑えましたね。アイチが勝った瞬間に、またアイチシンパに戻ってましたけど。シンゴも面白いキャラに突っ走っていきますね。
 勝負自体はアルフレッドやブラスター・ブレードのスキルを使いこなしたアイチの勝利。リンクジョーカー編になって、負けなくなりましたね、アイチ。
 来週はフーファイターのところに行くようだけど、レオンは出るけど、レンは出てくるのかな。

・閃乱カグラ
 12話。最終回。
 黒幕ドウゲンの本性を知り、悪忍としてドウゲンを打とうとする焔達。善忍として、ドウゲンを倒そうとする飛鳥達。ここに来て共同戦線。直前までの勝負は忘れ、共通の敵相手に手を取り合う流れは良いです。好きです。やはり、こうじゃないとつまらない。斑鳩を助ける詠、葛城と日影の強力タッグ、互いの武器を交換しながら戦う柳生と未来。結界を不安定にさせる春花と不安定になった結界に呼びかける雲雀。そんな仲間の力を借りて窮地を脱する飛鳥と焔。ナイスな展開ですわ。
 最後は凛も救われ、ドウゲンを抱えて炎の中に。凛なら生きてるでしょうけど。焔達も崩壊する蛇女から、他の生徒を助けるために炎の中に消えていく。でも、彼女たちなら生きてるんでしょうね。
 少し展開が早く感じましたが、良い最終回でしたわ。あえて言うなら、最後は皆、命駆モードだったのが気になるところですが。こう、閃乱モードには戻してくれませんか。シリアスな場面なのに、ちょっと笑いそうになって困りましたね。

 とらハ1をクリアしたので、そろそろPS2のデモンベインを再開したいところ。魔法使いの夜もあるし。どれからやっていこうか、とか言っていたら、漆黒のシャルノスやらガクトゥーンやら薦められる状況。気にはなってるんですけどね。
 発売日から遅れること2日。土曜日にやっと購入出来ました。とはいえ、まだ1話にすら進んでいないのですが。プロローグといえども、敵を全滅させないと気がすまないので。特に、再世篇でもそうであったように、フラグが絡みそうですね。これ、なかなか進まなさそうですわ。本編に入れば、攻略速度は上がると思うんですけどね。

・THE UNLIMITED 兵部京介:絶対可憐チルドレン
 10話。兵部復活。
 寿命が近づき、超能力すらも危うい兵部。それを救おうとする薫。チルドレンの3人から見れば、兵部は敵ではあるが、悪ではないですから。兵部自身も3人には優しいですし。その優しさ、仲間への優しさがノーマルにも広がれば、もう少し世界は平和になりそうなんですが。それは無理なんでしょうね。
 兵部と対になる、不二子の有り様。超能部隊での思い出も、彼らを殺した憎しみから生まれる復讐心も捨てて、バベルを設立。エスパーとノーマルが手を取り合える世界を目指すためなのか。ここまでされてもなお、ノーマルを利用しようとするあたり、兵部よりも世の中の汚れを知っていたようですね。兵部は純粋でしたから。
 ユウギリを助けるために、再び手を組むヒノミヤと兵部。ヒノミヤは、信用されるのかな。そこがかなり気になる。

・生徒会の一存 Lv.2
 9話。最終回。
 いつもどおりの展開かと思いきや、随所随所で終わりを感じさせる流れがいくつも。同時に最後ということもあって、今までのゲストキャラを最後に登場させている感じですね。リリシアさんに水無瀬に林檎に飛鳥。勢揃いでした。それぞれらしいやり方で、今の生徒会への別れを表現していましたけど。水無瀬だけは杉崎と会話しただけですけど。
 いつもどおり終わるかと思いきや、杉崎から生徒会の4人に、4人から杉崎に。別れの言葉。この作品が終わってしまうんだなあ、という感慨を。どこか甘酸っぱく、どこか切なく。この学校には杉崎しか残らないと思うと余計に。
 それでも、終わる時が来る。劇中の杉崎もそうですが、終わりを自覚するのは怖いですね。それでも、最後はいつもの生徒会らしく笑って終わりましたが。いや、会長、卒業式の答辞はどうするんだろう。杉崎は一晩あれば、ちゃんとした送辞を作ってきそうなんですけどね。

・僕は友達が少ない NEXT
 10話。夜空の脚本は盗作が発覚したので、星奈の脚本に変更。
 要所要所で明らかになる星奈の才能は恐ろしいですね。隣人部の希望を全て詰め込んだ脚本を作り上げましたから。こうして見ると、2期のOPのの映像って、この映像作品の話だったんですね。全く気づきませんでしたわ。もう終盤に近いですけど、もう少ししっかりとOPのムービーを見る気になってきますね。
 話の方も急にシリアスに。小鷹相手に、小鷹の本質を突く理科。そこにある感情を想像すると、ゾッとしてきますね。恋か憎しみか。空恐ろしい。
 それにしても、小鳩姫には笑う。あんな風に担ぎ上げられたら、逃げたくもなる。マリアといる時は、素で要られるから楽なんだろうな。

・ジョジョの奇妙な冒険
 23話。シーザーとの絆。
 最後の最後でまたジョセフを助けるシーザー。シーザーのバンダナがあったからこそ、ワムウ相手に、最後の最後に勝利を得る。ジョセフはずっとシーザーと戦ってきたんだな、と改めて思う。対するワムウもまた、武人として誇りある死に際。敗北を認め、ジョセフを襲う吸血鬼を倒すほど。ワムウにとっても、素晴らしい戦いだったんでしょうね。
 其れに対して、目的のために手段を選ばないカーズの外道っぷりが光ります。一騎打ちと言いながら、影武者を使って、リサリサを罠にかけ、赤石を入手。しかも、リサリサを人質に取ることで、ジョセフ相手に優位に立ちます。この外道っぷりは素敵ですが、同時に急に弱く見えてくるという不思議な状態に。ワムウほど、恐ろしさを感じないんですよね。
 ジョセフのピンチに颯爽と現れるシュトロハイムやスピードワゴン、スモーキー等々、人間と吸血鬼達の最終決戦という感じになってきましたね。シュトロハイムの登場は燃えますわ。

・D.C.Ⅲ ~ダ・カーポⅢ~
 10話。立夏とさくらの関係がわかりそうな、そうでないような。
 全てを思い出したさくらの放浪。記憶の中にある昔の初音島の風景と今の風景を重ねあわせ、辛そうですね。この辺りは歴代シリーズをやっていれば理解しやすそうなんですが。
 そして、立夏の記憶。人を恋して魔法を失った少女が、魔女狩りの犠牲になる。それでも、幸せに生きた証を、最後に笑顔だった友人を思い出に、立夏は決して人を恨まずに生きてるんですね。これが前世の話だったんですかね。
 立夏とさくらの、この会話の意味。さくらが、何かに対して覚悟を決めた気がしますね。それは良いことか悪いことか。さくらではなく、清隆にとって。
 やはり、歴代シリーズをやっていないのは、こういう時に少しもったいない気持ちになりますね。

・リトルバスターズ!
 23話。クドルート終了。
 原作をやった時もそうなんですけど、全然理解出来ませんでしたわ。もう、何が何やら。なんかよくわからないけど、クドが無事に帰ってきて良かった、ということで。
 姉御ルートはもう今クールでは期待出来きないなあ。

・みなみけ ただいま
 11話。保坂が出てくるだけで笑える。
 保坂の暴走に笑ってましたが、ナツキもなかなか面白かった。ヒトミの胸元には全く気づかず雪の話をするのに、春香相手になると胸元に気づいて雪の話をされているのに逃げ出すし。この辺の違いが面白いですね。いやはや、ナツキも良い味を出していますわ。
 そして、クリスマス。それぞれのグループで仲良く過ごしてました。保坂だけ、春香さんを神様扱いして祈ってました。本当に保坂は面白い。これを見れるだけで満足してしまうから困りますわ。

・聖闘士星矢Ω
 48話。なんかもう光牙がラスボス。
 エデンがなんだか主人公っぽいノリでしたね。アリアの意思と光牙の想いを受けて、アプスに取り憑かれた光牙に立ち向かうエデン。魔傷を受けても、立ち向かい続けるエデンは、まるで主人公。ここに来て、光牙とエデンの役割が逆転するとは思いませんでしたが、そろそろ元に戻してあげないと、誰が主人公がわからなくなってきます。次回予告では、星矢がなんとかしてくれそうな雰囲気がありますし。話の構成として、本当にこれで良いのかな、となぜか不安になってきますね。
 エデンといえば、結局、エデンの強い意志に負けたメディアは、母親としてエデンを庇う。なんだかんだで、エデンはずっと、誰かに守られてる気がする。

・ドキドキ!プリキュア
 7話。今作の目的が明確になりましたね。そんな説明回。
 トランプ王国が滅んだ理由が真琴の口から明かされる。同時に、敵側の目標が王女の捜索とキングジコチューの復活にあることが、マナと六花によって、気づく流れ。この一連の話はうまいですね。真琴は1人で思い悩んでいたのに、マナは敵側が王女を探していることから生きていると気づきましたし。ここ最近の行動で忘れかかってましたが、マナさんは優秀でしたね。後半でも、トランポ王国から、自分たちの世界に帰るための鑑を砕かれても、笑っていられる精神。この辺りがマナの強さですかね。
 今回はとうとう4人の名乗りと連携攻撃。それぞれの役割を判断した上での見事な連携。相手も強敵そうですし、なかなか戦闘場面も楽しめそうですわ。プリキュアを4人同時に相手しながらも見事に捌いてましたし。力だけではなく、知恵も重要になってきますね。そういう意味で、ドキドキしますわ。
 さて、トランプ王国の王女様とOPのやアイキャッチで出てきた小さな赤ん坊は、何か関係あるのかな。次回でやっと出てくるようですし。王女さまの生まれ変わりなのかなあ、と想像だけはしてみますか。

・CARDFIGHT!! ヴァンガード リンクジョーカー編
 114話。中等部のカードファイト同好会とのファイト。
 ナオキとシンゴが勝負を挑みに行きましたが、結果敗北。シンゴはエミに負けるわ、エミがアイチの妹と気づかないわ、なかなか面白い事をしてくれてます。アイチとエミが兄妹だと知ったら、どんな反応をするかが楽しみですね。
 そんなシンゴに対して、ナオキの方は自分を負かした相手に指導をお願いします。本人は悪気はないんでしょうが、ちょっと怖い。実際に怯えさせてましたし。本人はあくまでヴァンガードが強くなりたいだけで、女の子を泣かしたいわけじゃないんですけどね。結果、ミサキさんに殴られてましたが。ナオキのこういう純粋なところが可愛く思えてきますわ。
 さて、そんな感じでカードファイト部は中等部相手にボロボロ。次回はアイチが中等部の同好会相手に、一矢報いることになるのかな。相手はレッカですけど。コーリンさんだけじゃなくて、レッカも宮地学園に通わされていたんですね。

・閃乱カグラ
 11話。それぞれの決着。
 話の流れこそ違いますが、このあたりはゲーム版を踏襲してますね。斑鳩と詠、葛城と日影、柳生と未来、雲雀と春花、そして、飛鳥と焔。
 中でも斑鳩と詠の決着が堪えましたね。斑鳩を憎む事で強くなってきた詠が斑鳩に負け、さらに斑鳩の家族関係を明かされる。裕福に暮らしながらも家族の愛を受けていなかった斑鳩。貧困に喘ぎながらも家族の愛に包まれていた詠。この対比。ここまで正反対の対比は見事としか。やはり、憎めないわ、蛇女のメンバーは。
 今回は特に蛇女側の回想が多かったですから。日影も未来も春花も。それぞれに重い過去を持って、蛇女にやってきてる。そんな相手と戦うのは辛いものがありますね。そして、そんな過去だからこそ、覚悟はとっくにできてるわけで。見ていて、ちょっと辛い。
 次が最終回だろうけど、どう纏めたのか楽しみ。 

・日常
 26話。阪本さんが実は中村先生の飼い猫だったとは思いませんでしたね。逃げ出していたとは。
 今回はなのと博士の誕生日を、いつもの3人組が祝う話。思いつきだったのに、実際になのの誕生日だったりしますが。同時に、なのが自分がロボットである、ということを来にしなくなる流れも良いな。ユッコにとっては、なのはなのである事が重要で、なのが人間やロボットである事は、本当にどうでも良い事なんですね。普段の突飛な行動には辟易しますけど、こういうところは、なんか頼りになりますね。そして、なのもそんな仲間と一緒にいる事に喜びを感じている。良い最終回でした。
 で、途中のかぼちゃの話はなんだったんだ。

・花咲くいろは
 26話。あらたなる旅立ち。
 いつか復活するのを夢見て、喜翆荘は一時閉鎖。縁が経営の勉強をして、立派になったら戻ってくるんでしょうね。初期の頃はあんなにも頼りなかったのに、気がついたら一人前の男になってましたね。他のメンバーもそれぞれの場所で、喜翆荘が復活する日を夢見て働いてますし。成長しながら、さらに成長していく。緒花も変わった上で、元の場所に戻っていく。
 なんか良いなあ、この流れ。EDでは今までの映像を回想のように使われてましたし。いや、こっちも良い最終回でした。何かが解決したわけでもないですが、解決しそうな雰囲気はありますね。
 あれ、でも、喜翆荘が閉鎖されるって事は、映画はどの辺りの話を作るんだろう。てっきり、後日談だと思っていたのですが。

 しかし、DLCのツメスパが色々とあって、全部手に入れるのが面倒ですね。とりあえず、公式のは無料会員になってダウンロードしましたけど。携帯認証が面倒でしたね。無事に手に入ったから良いですけど。金払うので、全部纏めて欲しいところ。
 ――同時刻。先の二つのグループとはまた離れたところ。うす暗い通路に、松明の火が一つ。もちろん火の辺りだけ異様に明るいのだが、だがそれはどこか不気味な様子でもある。
「お前の目でも闇の中では役に立たぬか」
 舞姫雅は呟いた。その言葉に呼応するように辺りを旋回する、一羽の鷹。
「人らしい気配は感ずるし、何者かが通ったような形跡もあるのだが」
 雅は火を近づけながら壁や床を確認する。もし自分なら、この辺りに罠でも仕掛けたくなるのだが、そのような類のものは今のところ見当たらない。
「しかしここは奇妙なところだ。西の国には物珍しいものもあると聞いたことはあるが」
 鷹がわずかに羽を動かした。わかっているというように雅は頷いた。
「まあ、よかろう」
 そう呟く様子はどこか楽しげだった。まるで歩き慣れた道であるかのように、自然に歩を進める。警戒する様子はまったくない。
 ——カチャ。
 撃鉄を起こす音。
「……動くな」
雅の後頭部にリボルバーの銃口が突きつけられていた。
「ほう。それは短筒かの? 初めて見る」
 動じることなく、雅は振り返った。雅が初めて見る西欧風のドレスを身に纏った少女。しげしげと少女の顔を見て。
「ふむ。いい顔つきじゃ」
「動くなと言ってるのが聞こえないのかしら、レディ?」
「れでぃー?」
 首を傾げる雅。
「おばさんってことよ」
「……おば!?」
 瞬間、鷹がびくっと震えた。
「それともおばあさん? 耳が遠くてもしょうがないわね」
「…………」
「さあ、答えなさい、あなたは誰で、ここはどこ――」
「ふ、ふふふふ……」
「な、なによ……」
 突然笑い出した雅から後ずさる。
「のう、義太夫。行儀を知らない小娘にはお仕置きが必要だと思わないか、思うよなあ?」
 義太夫と呼びかけられた鷹は必死に首を縦に振る。ただならぬ様子に、ようやく少女——シャーロットは気づく。自分が開いてはいけない箱を開いてしまったことを。
 振り向かせていた首を完全に元に戻し、雅は空を掴んだ。すると突如、ロンドンスモッグのような濃い霧が周囲に立ち込める。
(な、何某かのシャーマンなの!?)
 驚きと戸惑いと共に、シャーロットは拳銃に力を入れる。
「やめなさい、本当にハンマーが落ちるわ」
 その警告にも雅はフフと浅く笑うのみ
「そち、朝の膳は?」
 意図の分からない問だった、だが問われたということは、話し合いの余地があるのか?恐る恐る
「朝は体調が優れなかったからティー、ランチにカフェテラスで」
「渡来語ばかりで気取りおって、西の者」
「・・・お茶と卵、干し肉と、糖のない菓子・・・」
 自分で訊いた割には、ふ~んと歯ごたえのない唸りを入れた。このシャーマン、分からないことが多すぎる、メンタル・スキル・カルチャーetcetc・・・力を入れていたはずの銃口が微震する。これはまずい、引鉄を引いても意味がないメンタル領域は近い。指にも力を入れよう、とした時
「出ませり!」
 その声と共に雅は「ポン」と両の手を打ち、鷹がファンファーレを挙げ、同じく霧が晴れていく。そして振り返りながら
「そち、わしをれでえと言ったな、渡来語で言ったな?だがな・・・そちの体内年齢もう三十路だからなーーーーー!!!!!」
 ・・・どう算出したが分からないが、あの質問ってそういう
「やはり渡来物はいかん、食べ物もいかん」
 鷹が頷く。
「その点わしは精進の流れを汲む神楽女料理を嗜み、すべての源である食から神楽女としての力、身体、肌をハタチにするよう努力しておるのだ」
 鷹と共に雅も満足気にうんうん、と顎を傾ける。
 シャーロットはあっけらかんと演説を聞いてしまったが、やがて引鉄に力ない薬指だけ預け銃を下ろした。
「先の無礼は謝ります。どうかお許しを、えーと、か、が、カーガメ?」
「か・ぐ・ら・め」
 ――そういえば聞いた、東の妖怪というものは、ひょうげで人を殺すが、したてに出れば富をもたらす・・・と
 シャーロットが、どうしたものか、と黙考する。その時、場の雰囲気にそぐわない脳天気な声が遠くから響く。
「あれ、ここはさっき俺が通ったところだな」
「え、本当」
「おう、本当だ。ここに印を刻んでおいたからな!」
 見ると壁にナイフで彫ったであろう、十字が刻まれていた。
「ということは、ピラムさんが壁をぶち壊したのは全くの無駄だったって事?」
「む」
 黙って歩いていたピラムが反応する。
「でも、おかしいんだよな。俺が描いた地図だと、どう考えても繋がるはずがねーんだ」
「どういうことだ」
「もしかしたら、俺が知らないからくりがあるのかもしれないって事」
「からくりねぇ」
 もしかして、魔術かな、とアスフィーネは疑うが、魔術を知らぬ2人にどうやって説明したものやら、と口元に手を当てて考え込む。
「誰だ!」
 ピラムが突然前に出て構えた。
 同じ時、
「何者だ!」
「何奴じゃ!」
 と2種類の声が前から跳んでくる。アスフィーネは光源としていた、魔術で出した光の珠を前に出し、声の下ほうを照らす。そこにいたのは2人の女性。眩しそうに目を細めながらも、片や弓を構え、片や銃を向ける。
「わわわ、私達怪しいものじゃないよ」
「そそそ、そうです。怪しく見えるけど、怪しいものじゃねーんだ」
「ほら、ピラムさんも殺気立てないで。落ち着いて」
「そうだぜ、旦那。相手は綺麗な女の人じゃないか。落ち着こうぜ。なんてったって、美人だしな!」
「だが、女性の方が存外に恐ろしいものだ」
「おいおい、旦那、そんなんじゃモテねーぜ。ここは平和的に行こうぜ。な! あんたらもそれでいいよな?」
 そう言って、マックスは前方の女性、雅とシャーロットに声をかける。
「そいうえば、まだ名を名乗っていなかったな」
 雅はシャーリーの耳元で囁く。
「わしは雅。舞姫雅。そちは?」
「シャーロット・フェイ、シャーリーでいいわ」
「ふむ、しゃありいか。よし、そちの考えを聞こうかの」
「あっちの筋肉はともかく、うるさい男の方は信用出来ないわ」
 シャーリーは即答した。
「ふむ、及第点じゃな」
 教師が生徒を褒めるような口ぶり。
「ロンドンでも見たことあるわ。ああやって淑女に近づいて金を巻き上げる詐欺師」
「うむ、ただああいう奴に限って事情通だったりするからのう。わしもそちも情報が足りなすぎる。少し痛めつければ口を滑らすだろう」
 散々な扱いである。
「そういうわけだ、そこのやかましい男。貴様の処分が決まったぞよ」
「処分……?」
 その言葉の響きに一歩、後退りするマックス。
「とりあえずそのの男女、こやつを少々借りるが良いな?」
 一瞬首をかしげ顔を見合わせる二人だったが、どうぞという仕草であっさりOKサインを出す。
「ひでえや旦那」
「よし、しゃありい。そこのうるさい男を壁の前に立たせろ」
 雅はちらりとアスフィーネの方を見ると、すぐ視線を戻す。
「貴様、名前は?」
「ま、マックスだ」
「よし、ままっくすとやら、貴様、三本の矢の訓とやらを知っておるか?」
 雅は矢をつがえると、ぎりぎりと弓を引く。
「教えてやろう。一本二本では口を割らぬ間者も、三本目の矢が顔をかすめるとだいたい全てを話すという神楽女の訓示でな。そういうわけで一本目じゃ、動くなよ」
 だあんと放たれた矢はマックスの首の皮を掠めながら壁へと刺さる。
「この遺跡はなんじゃ? 言え」
 四人の眼前で、堂々の拷問。
「し、知らねえ、俺はほんとに何も知らねえ……」
「ふむ、そうか」
 二発目の矢は顔のすぐ右。
「ふむ? 少し矢の精度が落ちたかのう」
「ほんとに知らねえんだよ! 俺もいまここに来たばかりなんだよ!」
 必死に叫ぶ、マックス。
「旦那、助けて下さいよぉ!」
 ピラムは押し黙ったまま。
「ひでえや旦那」
「ふむ、そこの男女からも信頼されてないようじゃな。さて、しゃありい、どう見る?」
「危なかった……」
「ん?」
「いえ、なんでもないわ」
 ふう、とシャーリーは息をつく。
「こ、この男、嘘を言ってるようには見えないわ」
「ふむ、やっぱり使えん男じゃのう」
 やはり散々な扱いである。
 ――水鏡高校、スーパーロボット研究部部室。
「阿月君、ルアに君の発案した武装の取り付けが完了したぞ」
 所々汗の滲んだ白衣でそう言うのはスパロボ部部長、朱音明日香。
「本当ですか隊長ォ!」
 室内だというのに赤いマフラーをたなびかせ、スパロボ部副部長の阿月千潮が暑苦しく答える。
「隊長はやめろと言っているだろう、博士か部長と呼んでくれ。……まあいい、今はルアの起動が最優先だ」
 明日香の視線の先には横たわるメイド服の女性――ではなく、メイドの姿をしたアンドロイド。
「阿月君!ルアを起動させる役目は君に任せよう!」
「了解です部隊長!」
 勢いよくスイッチが押される。
 電流が走り、バチバチと火花が散る。激しい光が部室内を一瞬白く染め上げた。あまりの眩しさに目を瞑る。
「部長、大丈夫ですか!?」
 阿月が目を開き部室内を見渡したが、そこに明日香とルアの姿はなかった。
「ぶ、部長……?」
「うぉわぁぁぁぁぁぁ!?」
 部室が光に包まれた瞬間、明日香の体が強い衝撃に襲われた。何も見えず上も下もない、ただ空間が振動しているのが分かる。
「ぁ痛っ!」
 突然重力の元に投げ出され、尻餅を打つ。視界が開け、等間隔で柱の立っただだっ広い空間が彼女の目の前に広がった。
「なんだ、ここは?」
「あ、阿月君?いるのか?それにルアは……ううっ、さっきので酔った…… !」
 コツン、コツン、と足音が響く。我に返った明日香はこほん、と咳払いをして長い黒髪をかき上げ、まだ姿の見えない足音の主に声をかけた。
「君は誰だ?その落ち付いた足音、少なくとも阿月君ではなさそうだが」
 現れたのは空。薄暗い空間と纏う草色のマントよりも冴える不思議な光彩をした空色髪の少年。そして錫杖にスズの代わりにトゲを取り付けたような杖。
「お初にお目にかかります。察するに、年若くも権威ある学者様と存じても宜しいでしょうか」
 そう語る少年は――魔法使いに見えた
「権威はないが、多少の権限はある」
 部長権限を振りかざしてしまったのは、学者と呼ばれ悪い気がしなかったからだった。
「然り。僕の名前は・・・猫髭卿」
 どうやら異常事体なのは確定のようだ。
「本名は別にあるのですが、冗長となりますので・・・」
 と付け加えた
「私は朱音明日香、何が目的だ」
 そう問うと猫髭卿と名乗る少年はフゥと口を緩めた。
「異界で魔法使いが学者に頼むなど、一つでありましょう、朱音博士」
 すまない阿月君、『悪の』とは言えスーパーロボットを先に作ってしまいそうだ・・・抜けがけで
 草色マントの留め金を外し広げると、下からまた草色の軍服にも見えるインナーが顔を見せた。そして
「僕を元の世界に戻してくださーい!お願いしまーす朱音博士ー!お礼は代引着払いしますからー!」
 異界で、魔法使いが、高校生に、ジャパニーズ、ドゲザ
「えっ、えっ?」
 明日香は色々思い違いがあったようで面食らった。それにお構いなく
「いやー、この杖でここに人やらなんやらがーね、何人かいるのは分かったんですけどーね、三人集まってるとこ行くのもあれだしーね、魔物だったらとか思いましたけど、権限ある博士様に真っ先に会えるとは、ね!」
「いや、まあ何と言うか、猫髭君」
 魔法使い、という文字通り魔法の言葉に心をくすぐられていたが、明日香はそれは表に出さずクールに言葉を濁した。
「私も今ここに来たばかりで右も左もわからんから即答するわけにはいかんのだよ」
「ええー」
 対する猫髭と名乗った少年は、明らかに落胆の色。
「あ、でも」
 明日香は思案する。自分がこんな場所に飛ばされることになったキッカケってなんだっけ、と今一度脳内で反芻する。
「ルアがいればあるいは……」
「ルア?」
「私が改造したロボット」
「ロボット?」
「猫髭君、ルア探しに協力してくれないかね? それに私も実際の魔法とか見てみたいし!」
 学者らしい探究心・好奇心が明日香を揺さぶる。本心を言うと、目の前にいる猫髭卿と名乗るこの少年からあれこれ訊きたいところなのだが、それはおいおい。
「そりゃー、探すのは得意な方ですけど、しかし、はて。ロボットですとな」
「うむ、正確に言えば、メイドアンドロイドなのだが」
「はあ」
「ところで、ロボットってなんです?」
 明日香の脳に電流が走った(イメージ)。
「なんだと……?」
 冷静に考えれば異世界(ファンタジー風)の住人である猫髭が「ロボット」という存在を知らなくても無理はないどころか、むしろ当然だが、潜在的ロボットマニアの彼女にとって信じ難いことだった。
「……ロボットを知らないとな?」
 そう呟く明日香に、ただならぬ気配を感じた猫髭は思わず後ずさった。
「す、すいませ——」
「そうかそうか、ロボットを知らないか。それでは君には一からロボットについてじっくりと講義する必要があるようだな。……ふふふふ」
 明日香は得意げに口を開く。
「いいか猫髭君、ロボットというのは――」
 その時、ガチャンと何かが地面にぶつかる音。訝しげに振り返った先には、既に破壊され機能停止した、鋼鉄のボディを持つ人型の戦闘機械、その残骸があった。
「……あー、ロボットとは」
「ロボットとは?」
「こういうのだ」
「?」
 小首を傾げる猫髭卿、しかし明日香にも何が何やらさっぱりである。そうしているうちにもひとつまたひとつとロボットの残骸は降り積もり、いつの間にかスクラップの山と化していた。見上げれば虚空に空間の歪み。それは鉄屑を吐き出しながら膨張し、そして一瞬で収束した。宙に浮かぶ一人の男を残して。
「ヴォイジャーⅢ!貴様の野望、今日こそ私が――む?」
 勇ましい叫びを上げながら出現したのは、明日香の価値観で言えば、コミック本から抜け出してきたような男だった。屈強な肉体、全身に密着したスーツ、全身にブースターを生やし空中に浮かんでいる。男は異変に気付き訝しげに周囲を見渡していた。やがて男は手に持った戦闘ロボの破片を投げ捨てると噴射口を体内に格納して、明日香達と同じ床に降り立ち、茫然自失の明日香達に礼儀正しく語りかけた。
「私の名はオデッセイ。君達は……何処の惑星か知らないが、ここの住人かい? ヴォイジャーⅢの機械兵団はどうなった?」
 二人は無言で首を振った。
「そうか……わざわざすまなかった」
「あのー、もしかしてお兄さんもいつの間にかここに迷い込んでしまわれたんです?」
 その言葉に、オデッセイは少し驚いたらしい。
「まさか君達も?」
「あ、申し遅れました。僕の名前は猫髭卿。魔法とか使える。で、こちらはさっき会ったばかりの、権限のある学者様」
「私は朱音明日香、マッチョのヒーロー君、さっそくなんだけど頼みがあるんだが」
「頼み、とは?」
 明日香は懐からスパナを取り出すと、ニヤリと口角を上げた。
「早速なんだけど、君の体調べさせてもらってもいいかな? ふふふ、すごく興味があるんだ……」
「……ノーセンキューだ、ミセス朱音」
(ミセス!?私はそんなに老けて見えるのか……?)
 他人の目を気にしない彼女も少しダメージを受けたらしく、ふらふらと歩き出した。
「あれ、朱音博士ー、どこいくんですー?」
「あ、ああ。ちょっとこっちの残骸をいじろうと思ってな……」
 そう言いながら彼女は残骸の山の前にちょこんと座りこんだ。
「見知らぬ地に送り込まれてなお知的好奇心の赴くままに行動する、まさしく学者だな。ところでサー・猫髭。ここは……」
「なんだこれすっごいぞ!魔法ででっかい風呂敷を出してくれ猫髭君!こいつら持って帰ろう!」
「……私の話は後でいいよ、レディファーストだ」
 やれやれとオデッセイが肩を竦めた。
 そんな彼らを、物陰から観察する影がひとつ。彼らが気づかない、ぎりぎりの距離を測っているかのように慎重な足取りで近づいていく。
「……む」
 オデッセイはその気配を感じ、身体を固くした。彼にとって、その気配は感じ慣れたものだった。摩天楼に蔓延るケチなギャングどものそれではない。そんなギラギラとした気配ではなく、もっと澄んだ気配。無邪気な子どものような気配。——《アサイラム》行きを逃れ得ない人間独特のそれ。
「……誰だ?」
 鋭い声を発する。明日香と猫髭はオデッセイの差し迫った声に揃って首を傾げる。暗がりからゆっくりと気配の主が姿を現した。オデッセイは自分の目を疑った。一言でいうなら、彼には縁のなかった、仏蘭西人形のような少女がそこにいた。
「ご、ごめんなさい」
 小さな身体をさらに縮ませて少女が謝罪する。
(今の気配は、この少女なのか……?)
 オデッセイは腑に落ちないものを感じながら、少女に近づく。
「怯えさせて申しわけない、お嬢さん。あなたのお名前を訪ねても?」
「私は——」
「ああ、いや、失礼した。まずは私の名前からだな」
「私の名前はオデッセイという」
「私は、アンジェリカ。アンジェリカ・クラレンスと申します、ミスター・オデッセイ」
 少女——アンジェリカはそういってお辞儀をした。
「アンジェリカ嬢、君はなぜここにいるのかね?」
「申し訳ありません。いつのまにかここにいて、詳しいことはよくわからないのです」
「なるほど、我々と同じような境遇というわけか……」
「あの、私と同じくらいの年頃の女性を見かけませんでしたか? アッシュブロンドの髪をして、シャーロット、シャーリーという女性なんですけども」
「君と同じような女性?」
 オデッセイは二人の方を見るが、共に首を横に振っている。
「そうですか……」
「友人かね?」
「はい」
 アンジェは頷く。
「アンジェリカ嬢、もしよろしければ我々とともに――」
「いえ、大丈夫です。ありがとうございました」
 そう言い残すと、アンジェは恐ろしい速さで走り去ってしまった。オデッセイは慌てて呼び止めようとしたが、その時には闇となっていた。
「……」
 オデッセイは黙りこむ。先の違和感が抜けない。
「猫髭君、見たかい? あれがヒーローの淑女への対応だよ」
「真っ先に他人の手伝いをしようなんて、なかなかできることじゃないですよねー。逃げられてたけど」
「逃げられてたね」
「ものすごい速さで」
「ヒーローも辛いねえ」
「やめてくれ……」
(私の勘が正しければ……いや、しかし彼女はそういうことをする人間に見えるか? 勘を信じるか、社会一般を信じるか……)
 頭がやや混乱している。
「……ミセス朱音、用事は済んだかな? 訊きたいこともあるし、先の少女のことも気になる。少し歩きながら話はできないだろうか?」
「・・・」
 見渡す限り何もない空間の中に少女はいた。彼女の名前はアスフィーネ・ルクソール。長い黒髪と蒼い双眸が特徴の少女。
「えーと、ここはどこだろう」
 アスフィーネは呟きながら、周りを見渡す。石畳の地面とかろうじて視認できる天井。
「何か前にも似たようなことがあった気がする」
 そう言いながら、アスフィーネはしっかりとした足取りで前に進む。悩んだ時は、とりあえず前に進む。それがアスフィーネの生き方故に。
「ねぇ、タケちゃん。ここはどこかな」
 アスフィーネの胸に輝くペンダント――建御雷――に語りかける。
「不明。悪い情報がひとつ」
「え」
 思わず立ち止まり、
「何かなー」
「転移の影響で不具合が生じている模様。自己診断及び自己修復プログラムを起動。ついては、高出力の兵装の使用は不可能」
「具体的には?」
「こちらを」
 すると、アスフィーネの目の前に文字が投影される。
「大太刀、狙撃砲、・・・うそお、雷神降臨と雷神解放も使えないの。ってことは神式も使えないか」
 切り札とも言える兵装が吐かないことがわかり、どうしたものかな、とアスフィーネは考える。
「ま、考えたって仕方ないか。タケちゃん、しっかり直してね」
 対して、建御雷は無言。
 修復に専念しているのかな、そう考え、アスフィーネは再び歩み出す。前に、前にと。
「あーでも、こういうのって、ピンチの時にギリギリ直って、窮地を脱するのよね。そう思うとワクワクしてくるなー」
『前方。動体反応有り』
 暫し沈黙していた武御雷のナビゲート。
「あ、タケちゃん喋った。動体反応? 私の他にも誰かいるのかな」
『生体反応パターン、微弱。純粋な有機生命体では無い模様』
「…どゆ事?」
 生き物であって生き物でない。曖昧なメッセージを放つ武御雷に首を傾げながらも、
「行ってみよ」
 長く長く続く一本道。
「音がする」
 アスフィーネが前に進む度に、遠方から響く音。時々震動が四方の壁・天井を伝わり、砂埃が散る。それはだんだんと頻度を増し大きくなっていく。
「何だろ?」
歩む通路の先に開けた空間が見える。そこでひとつの黒い人影が激しく動き回っていた。
「誰か、暴れてる…?」
 全身黒いレザースーツ、赤いマフラー、額には重々しい鉄製のヘッドギア。黒い髪の男が、部屋中を所狭しに飛び回り、手当たり次第に破壊していた。壁を殴り、或いは蹴り。石煉瓦で出来ているそれをスナック菓子を噛み砕くようにいとも容易く。
「わわわ、な、何やってんのこの人!?」
「出口は何処だ…」
「出口?」
 アスフィーネは二つの疑問を感じ
「ここってオブジェクトを壊すと出口が出るんですか?」
 と同時に解決しようとしてしまった。それは道に迷ったからなのか、生来進んだものがそういう道だったのか。
「提案」
 建御雷がレザーの男の反応を待たず割り込みように口を挟む
 しかしそちらの方が反応は如実だった。レザーの男は不意の声に、即座に壊すためだけのものでなく探る『構え』を取る。アスフィーネもその動きに対し身構えた一寸。
「・・・ペンダントか?」
「肯定。有機生体、無機物質、プログラムデータに問わず修繕を提供できる。代わりに情報提供を提案」
 レザーの男は反応をヘッドギアに隠したが、やがて
「・・・出口は知らないようだ」
 と『構え』を解いた。
(うーん、男のやり取りだなー。でもタケちゃんそんな万能回復なんて出来たっけ・・・?)
 などとアスフィーネは入り難い空気を微妙に感じたのだった
 レザーの男の名は「ピラム」と言った。いつの間にか、この構造物の中に迷い込み、出口を求め内部を歩き回っていたが、手がかりは掴めず。最終的に壁を破壊しての脱出を試みたが、一向に外に出られる気配は無かった。
(これだけ壁を素手で壊し続けて何とも無いって…)
 彼は普通の人間では無かった。
 謎の組織に誘拐された挙句に肉体を改造された生体兵器。それがピラムと言う男。
「ルクソールとか言ったか。最初に言っておくが、俺と関わり合いになった者はロクな目に遭わん。下手をすれば、死ぬ」
 組織に誘拐される際に側にいた仲間たちはその場で皆殺しにされた。それは今も彼の心の枷となっている。
「ご親切にどうも」
 アスフィーネは苦笑を浮かべた。
「……でも、悪運の良さについては、自信と、それから、ちょっとした実績があるんですよ、こう見えても」
 そう言って、ピラムに微笑みかける。
「それにしても、いきなり壁を壊すなんて危ないですよ。外が海だったりしたら、どうするんですか?」
「問題ない」
「え」
「問題ないと言った」
「そ、そうですか……」
(私は問題あるんだけどなあ)
「で、でもですね、ピラムさん? ここはやっぱり出口を探す方がいいんじゃないかと思うんですよ」
「俺には目的がある。無駄な時間を費やすわけにはいかない」
「目的、ですか。でも、無駄な危険は避けるべきです」
 そうピラムに言いながら、
(どうも嫌な予感がするんだよなあ)
 と胸中で呟く。
 そして嫌の予感ほどよく当たる、というのは古今東西共通事項であって。
「ん?」
 ピラムがある一点だけ、石煉瓦の隙間から空気の抜けたような音がするのに気付いたらしい。
「見ろ、抜けるぞ」
「え、ちょっと」
 ふん、と軽く腕を振るうと壁に巨大な穴が開く。それを二度三度と。
「あのー……」
 拳が5度抉った時、ようやく壁に穴が開いた。
「どうだ」
 ピラムがほんの少しだけ誇らしげに振り向く。
「でも、光が入ってこないってことは……」
「何か通路になってるみたいだ」
 ピラムが蹴りで穴を広げながら言う。
「俺はこの先を行く。お前は好きにしろ」
(ここにいてもしょうがないよね……)
「分かった、私も行くわ」
 2人が穴の向こう側に行こうとしたその時、背後から声が聞こえた。
「おぉ~い!待ってくれ!俺も連れて行ってくれ!」
 そう言いながら駆け足でやってきたのは重そうなリュックを背負った赤髪の青年だった。
「ふぅ…助かった。この遺跡の中に居るのは俺だけかと思ってたぜ」
「…誰?」
「おう、すまねえ。俺はマックス!探検家の卵だ!」
「一体何なんだ、突然出てきて。怪しいな…」
「う…確かに怪しまれるのも仕方ねえか…でも信じてくれ!俺は怪しい者じゃねえんだ!」
「…まあいいでしょう、こんな状況だから仲間は一人でも多い方がいいわ」
 スパロボに参戦するということなので、スパロボUXが発売するまでに読み切ろうと思い、読んでました。感想は遅れましたが、読み終えることは出来ましたわ。

・斬魔大聖デモンベイン 無垢なる刃
 PS2版が出る前の話ですので、PC版を下敷きにした、斬魔大聖デモンベインのノベライズ版。
 原作はノベライズゲームなので、小説はそれをなぞった形になるかと思いきや、小説としての見せ方に徹底してました。アル・アジフのページ回収の話を全て切り捨てることで、話の流れがテンポ良く、予想していた以上に大本の話が進みましたね。具体的に言えば、エンネアの話が終わって、アルが離脱するまで。まさか1巻でここまでやるとは思いませんでした。
 内容の方はPS2版ゲームやアニメで見ているのである程度はわかってましたが、覚えていない内容も多く、良い意味で復習になりましたね。同時にゲームの話をただなぞるだけでなく、ドクター・ウェストの過去の話をさり気なく入れてくるあたりが見事。ドクター・ウェスト好きには満足の出来でしたね。
 とはいえ、前述しましたが、アルのページ回収の話に全く触れられないのは少し寂しくはありますが。あと、エルザの水着姿のカット。これは許さない。

・斬魔大聖デモンベイン 魔を断つ剣
 2巻。アルが復活するまでの話。
 九郎を中心としつつ、ドクター・ウェストやメタトロンの活躍も描かれてました。九郎の過去、ライカの過去、ドクター・ウェストがブラックロッジに入った経緯。原作では必ずしも描かれていなかった部分が、描かれているのは大きいです。ついでに、原作では、アルルート以外をプレイしなければ確認できない要素もうまく取り入れて、小説版だけで、デモンベインを語り尽くそうと構成しきっているところが良いですね。
 そして、圧巻はアルの復活場面。原作でも好きな場面なのですが、小説版でも変わらぬ熱さ。何度読んでも泣く。電車の中で読んでいたのにもかかわらず泣きそうでした。
 絶望に抗う希望。諦めずに戦い続ける意志。魔を断つ剣は何度折れても蘇る。その希望、その意志、ある限り。ドクター・ウェストという強敵との協力も含めて、王道を突き進む、この一連の流れが好きです。

・斬魔大聖デモンベイン 明日への翼
 最終巻。全ての戦いに決着。
 九郎とマスターテリオン、ウィンフィールドとティトゥス、メタトロンとサンダルフォン。そして、降臨する真の黒幕。原作のアルルートを中心に据え、瑠璃ルート・ライカルートのエピソードを盛り込めるだけ盛り込んだ感じですね。瑠璃の祖父覇道鋼造の正体も明かされましたし。覇道鋼造が何もかも知っている理由が、その正体が分かったがために、理解出来ました。意外と言えば意外。当然と言えば当然の正体でしたが。
 随所で熱い戦いの連発で、読んでいてずっと泣きっぱなしの感じでしたわ。琴線に触れ続けてきて困りますわ。電車の中で号泣するわけにもいきませんから。王道モノが真っ直ぐに突っ走られるのには弱いです。そこがデモンベインの魅力ですね。
 ラストの流れ。小説版の2人は元の世界に戻った気がするんですよね。旧神に助けられて。そう思いたいですね。

・斬魔大聖デモンベイン 機神胎動
 外伝1巻。原作ではほとんど語られていなかったアル・アジフの本来の鬼械神アイオーンと、その時代のマスター・オブ・ネクロノミコンアズラッドの話。
 デモンベインのモチーフとなったクトゥルフ神話の魅力を詰め込みながらも、デモンベイン本来の魅力が食われること無く、両立してました。目覚めの時はまだながら、それでも邪悪を滅する意志を持つ。まさしく機神胎動のタイトルに相応しい内容。
 同時に、原作の時間軸と違って、アルの性格が微妙に違いますね。九郎の前だったからこそ、素を出せていたのかもしれない、と思わせてくれます。ずっと気を張り続け、数多のマスターが死んでいったことに心を痛め続けてきたのが、実感しました。

・斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲
 外伝2巻。デモンベインVS火星人。
 このノリが素敵。しかも、パニック映画の様相を呈しながらも、デモンベインらしさを失わない著者の腕はかなりのものですね。火星人の襲来で混乱する地上、その根源を断とうする、前回の外伝でも主役級の活躍をしたエイダとマスター・オブ・ネクロノミコンのエドガー。エドガーの方は巻き込まれた感じでしたけどね。エイダのペース。そして、瑠璃の父親でもある覇道兼定も登場。とはいえ、あまり活躍しないままでしたが。思っていたより活躍しなくて、がっかりというなんというか。なぜか、主人公だと思っていたせいですね。
 ラストの戦闘は圧巻の一言。この小説が出た当時に発売した機神飛翔デモンベインの設定も混ぜ込んでいるのか、荒唐無稽な場面も出て来ましたね。その流れのまま戦い続けるのかと思いきや、まさかの結末。ナイアルラトホテップの恐ろしさと嫌らしさを改めて感じました。

・斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計
 外伝3巻。最初から最後までドクター・ウェスト尽くしの短篇集。
 3つの話に分かれており、1つ目は本編時間軸。アルのページ回収にドクター・ウェストが邪魔してきて、デモンベインが戦うという話。いつものことなんですが、表題にもなっているド・マリニーの時計効果でドクター・ウェストが増えるわ、過去に戻って死体になるわ、と主役は九郎のはずなのに、ドクター・ウェストしか印象に残らない流れです。話の構成も時間逆行をうまく利用したオチですし。短編でありながら、うまく纏まってました。
 2つ目は本編より遡ること十数年前。旅をしているドクター・ウェストが、行く先々で、セラエノ断章の主ラバン・シュリュズベリイ教授に会って、助けてもらう話。ドクター・ウェストのノリを持ってしても、ラバンには敵わないようです。ラバン教授と出会ったことが、その後のドクター・ウェストの方向を決定づけたんでしょうが。一時的にはラバン教授が滅ぼそうとする邪神側についてましたけど。同時にラバン教授の強さと優しさが、明確に表現されてます。機神飛翔では出てくるので、機神飛翔をプレイするのが楽しみですね。同じセラエノ断章の主グラディウスとはどういう関係になるのかも含めて。
 3つ目は本編の少し前。九郎がアーカムシティに来た直後の話。破壊ロボ創世秘話、という感じでしたね。アーカムシティの強さ、というのも見せつけられ、魅せられた気分です。アーカムシティの住人が、ブラックロッジに恐れを抱きながらも、決して、その街から逃げなかったのは、この辺りの強さがあったからかもしれません。さらに、本編のおまわりさんコンビの片割れ、ストーンやヒロインの1人、ライカさんの意外な一面も明かされる。破壊ロボは、まさかこの2人への対策のために作られたなんて、原作者も驚き(解説で実際に書いてる)の設定でした。読んでいて、一番笑いましたね。電車の中ですけど。
 短編3作とも、デモンベインというかドクター・ウェストの魅力に溢れる話で楽しめました。実にドクター・ウェストらしかったです。

 とりあえず、原作の瑠璃ルートとライカルートをまだやっていないので、やりたくなってきましたね。あと、機神飛翔もインストールはしていますが、未プレイなので始めたいですわ。先に瑠璃ルートとライカルートを終えてからですけど。いつになるのやら。
 参戦作品のアニメを見ていただけですけどね。もともと見ている数が多かったんですが、ここ最近でファフナーを見終えたり、リーンの翼やマジンカイザーSKLを見終えたりしてました。最後は2年前に見に行こうとして、色々とあって機会を逸してしまったマクロフFサヨナラノツバサを見てました。面白かった。それ故に、2年前に映画館で見たかったですわ。

・THE UNLIMITED 兵部京介:絶対可憐チルドレン
 9話。クイーン・オブ・カタストロフィ沈没。
 兵部の純粋さとエスパーを人と考えていないノーマルの嫌らしさが対比されていた印象。それを目撃して、ヒノミヤも自分の組織に嫌気がさしたようですし。エスパーを人間だと言った結果、首になって殺されかけましたしね。ある意味、兵部と同じ末路ですが。そんなヒノミヤが、力尽きた兵部を助ける。ヒノミヤが兵部に許されるかどうか、気になるところですわ。兵部は生きていそうですけど。
 そして、バベルもどう動くか。アメリカに圧力をかけられ、まともに動けない今、皆本はチルドレンはどうするか。
 なんだかんだで、ユウギリと伊号を助けるために協力しそうですけど。何より、バベルはアメリカのやり方を快く思ってないわけですし。だからこそ、皆本はわざと見逃したんだろうな。

・生徒会の一存 Lv.2
 8話。杉崎の幼馴染飛鳥登場。
 杉崎の妹に妙な言葉を教え込んでいる犯人でした。杉崎に未だに好意を抱いているようで、杉崎を試して来ましたね。それでも、今の杉崎は決してブレずに、ハーレムを作る、と言い切ってましたし。言ってることは最低のはずなのに、杉崎が言うと妙に格好良く聞こえるのが不思議です。なんとなく、杉崎なら、自分の好きになった女性を本当に幸せにしそうな勢いを感じるんですよね。喩え、茨の道でも今の杉崎なら突破しそうです。
 で、飛鳥と生徒会メンバーの邂逅。飛鳥の前に生徒会メンバーが続々と倒されたと思いましたが、いつものノリで倒れていただけのようで。この程度で凹むような生徒会メンバーでもなく。飛鳥の敵愾心はどこ吹く風で、生徒会メンバーは飛鳥をすっかり気に入ってましたね。そういう意味では、林檎の方が生徒会メンバーには強敵のようですね。
 次で最終回。ニコ動先行放送のアニメはちょっと短めなのがもったいないです。

・僕は友達が少ない NEXT
 9話。小鷹と星奈が幼少時に出会った事が発覚。ついでに婚約もしていたようで。本気にしてたのは、星奈の父親だけですけど。
 なんというか、理事長がまともそうで、妙な所で一番たちが悪い気がしますね。しかも、小鷹と星奈が婚約していることを学校中に言いふらしてますし。小鷹の父親が前に電話で言っていたのは、この事だったんですかね。なんにしろ、小鷹にとっては、なかなか苦労を背負う事になりそうですが。今後の、学校での接しられ方が特に。珍しく、格好良いと褒められたりしてましたけど。
 ま、最大の問題は、夜空が作ってきた脚本が古い映画の丸パクりだったことですが。どうなるんだろう、隣人部の映画。
 
・ジョジョの奇妙な冒険
 22話。ワムウとの戦車戦。
 行きつ戻りつ。ジョセフとワムウの互いの読み合いの鍔迫り合い。拮抗していて見入ってしまいました。ジョセフが作戦でワムウの先回りをし、ワムウはその作戦を力で砕き、砕かれたと思ったらジョセフはさらにその先を行き、対しワムウは……、とこれの繰り返し。手に汗握るとはまさにこの事。ジョセフが策を考え、ワムウが破る。この繰り返しなんですが、ワムウに破られても、さらにジョセフがその次を閃いて対処してくるのが面白いんですよね。ワムウも力に頼っているようでいて、知略を使ってきてますし。
 次で決着。ワムウの最後の攻撃をジョセフがどう対処して乗り越えてしまうのか、楽しみですわ。

・D.C.Ⅲ ~ダ・カーポⅢ~
 9話。やっと話が動き出し始めました。
 天枷探偵事務所。案の定、前作のダ・カーポⅡに出てきたロボットの少女でしたね。アニメだと1期にいた気がします。最後は機能を一時停止して、眠りについていたと思いますけど。いつの間にやら復活していたようです。あのような別れでも、元気そうで何よりです。天枷美夏、彼女の口から語られた、魔法という言葉は清隆に何をもたらすのか。
 そして、立夏さんとさくらが触れた瞬間、立夏さんの目に映る映像。美夏の言葉と立夏が見た映像、やっと話が進みそうですね。逆に、今までのような日常の積み重ねは終わってしまうのかな。それは少し寂しい。

・リトルバスターズ!
 22話。クド出国。
 クドが故郷に帰る決心をするまでの話。先に葉留佳と佳奈多の話を終えていたので、佳奈多が積極的に関わってきてますね。こういうアニメだからこそ出来る展開は好きですわ。佳奈多が好きだというのもありますけどね。
 同時に恭介とクドの会話も気になるところが。本編をやっていると、なんとなくあの事かな、と思えるんですけどね。同じ経験とはなんのことやら。伏線なんでしょうけど。アニメで全部やり切ろうとするからこそ、入れねばならない伏線が面白く感じて来ましたね。理樹が電話しても誰も出てこない、とか。原作を知っているから、逆に少し焦りましたね。
 どうでもいいけど、姉御の話、やらなさそうな気がしてきた。

・みなみけ ただいま
 10話。今回はタケルおじさんの出番。
 いやはや、未成年の姉妹を居酒屋に連れて行くのはどうかと思います。そこでメニューにないものを頼む千秋がまず凄い。ハンバーグからプリンまで用意しきった居酒屋も凄い。中学生なのに完全に馴染みきっている夏奈も凄い。君は何者だよ、と本気でツッコミを入れたかった。ただ、頼んだものに対しての飲み物は、ビールよりも日本酒の方が合いそうでしたね。春香さんはいつもどおりのマイペースでしたけど。で、タケルさんは現金が足りなくてカード払いというオチ。どれだけ食ったんだろう、酒ないのに。
 しかし、今回のシリーズは炬燵を片付ける話から始まったのに、もう炬燵を出す時期の話になっている。1クールの間に1年の話をやったのか。

・聖闘士星矢Ω
 47話。光牙の暴走。
 マルスの集めた闇の力を光牙に埋め込むも、今の光牙は闇に取り込まれることはなく、使いこなしてました。その力で持って、アモール相手に対等に戦えてましたからね。光牙も強くなったものです、と思っていたら。沙織さんが殺されるビジョンを魅せられて暴走。闇の神アプスが光牙の肉体を奪う。
 その光牙を他の青銅聖闘士で止める流れでしたね。栄斗、龍峰、ユナ、蒼摩の4人は止めようとするものの、歯が立たず。生き残った黄金聖闘士の想いを受けて、せっかく火星の大地までたどり着いたのにもかかわらず、力が足りない。これはきつい展開ですわ。アモールの時のようにユナがなんとかしてくれる流れでもないですし。
 そこに立ちふさがるのがエデン。終盤までは敵対していましたが、アリアへの想いを光牙と同じように抱く彼ならば、いやむしろ、彼だからこそ止めてくれそうな気がしますね。アリアの想いを自分の意志で継ぐ事を決めたのですから。
 それにしても、最後はあっけなかったな、アモール。急に小物に。姉に裏切られて、アプスに瞬殺されて。いや、まあ、声優の時点でそんな印象はありましたけど。

・ドキドキ!プリキュア
 6話。キュアソードの正体確定。
 アイドル真琴がマナの家で料理番組の撮影。この仕事を入れたのがダビィさんの気遣いというのが良いですわ。もともとトランプ王国で、真琴が敬愛する人に対して歌っていた。だからこそ、こちらの世界でもアイドルとして歌っていたんでしょうが、その歌が何か変わってしまった事に気づいてるんですよね。気分転換をして欲しいから、料理番組の仕事を入れた、と。ここまで出来る妖精、久しぶりに見たわ。歴代妖精の中でも頼りになる部類ですわ。
 さて、ダディの気遣いは如何に、と思いきや。真琴さん、全く料理が出来ない事が発覚。玉子が食べ物だって知りませんでしたし。いやはや、料理以前のレベルってのも珍しいですね。マナに教えてもらったら、一晩で完璧にこなすようになるのも驚きですけど。完璧超人か、この人。
 最後はジコチュー登場。真琴も自分がキュアソードである事を明かし、無事に倒したと思ったら、敵の幹部最後の1人ベール登場。プリキュアが揃ったところを狙い打って、異世界に叩き落とす。妖精が有能だと思ったら、今回は敵側も有能でした。こんなに展開が早くて大丈夫かな、と逆に心配してしまいますわ。
 それにしても、セバスチャンは有能だなあ。数少なく、プリキュアの正体を知っているからこそ、頼りになる。
 OP。がASNS2用に変更。今年こそは見に行きたいところ。いや、ちょっと恥ずかしいんですけどね。

・CARDFIGHT!! ヴァンガード リンクジョーカー編
 113話。副部長争奪戦。
 アイチの嫁候補決定戦に見えたのは秘密。最初はシンゴ以外はやる気なしでしたが、一晩考えて思い直したり、友人に煽られたりして立候補する事に。煽られてる時点で、やっぱりアイチの嫁候補なんじゃ、と思ってしまう。特にミサキさんとコーリンさんの勝負。結局、コーリンに負けたナオキが本気で悔しがった結果、そこまでの熱い想いがあるなら、という流れで副部長に。こういう流れは良いですね。カードゲームですが、なんかスポーツ物のノリを感じられます。それに賭ける熱い想いというのは重要ですから。
 それは置いておいて、ミサキさんとコーリンさんの勝負はちょっと見たかったな。あと、シンゴのファイトをいい加減ちゃんと見たい。最近、一瞬で負ける役割を担っているだけになってる。

・閃乱カグラ
 10話。最終決戦開始。
 鈴音(凛)より手渡された地図によって、蛇女の場所が確定。雲雀を救い出すために動き出す半蔵側。対し、雲雀は雲雀で秘伝忍法書を取り戻そうとし、同時に春花様を始めとして、詠や未来、焔、日影らと交流を深める。雲雀の戦意は鈍りそうですね。しかも、蛇女側が負けたら、その相手は死ぬと知らされていますし。半蔵側で知っているのは大道寺先輩だけのようですし。霧夜先生と一緒に援護に来そうですけど、果たして間に合うのだろうか。
 鈴音先生も雲雀も囚われ、背水の陣で挑む蛇女側。雲雀を救い出すために突撃する半蔵側。この結末、どうなる。ゲームとは同じ流れでも見せ方がかなり違うので、予想できない。霧夜先生がうっかりさんになったりしてますけど。それを含めても面白い。

・日常
 25話。なんか色々と片付けに入った感じ。
 笹原先輩に恋人がいると勘違いして、みおが暴走したり、笹原先輩の眼鏡が伊達眼鏡だったり、中村先生がなのの家に行ったり。色々と解決の方向に。笹原先輩を巡る恋愛模様は終わりを迎えた感じですけど。みおの方も、ゆっこ、なの、麻衣の3人から『一生友達でいてあげる券』を貰って、完全に立ち直ったようですし。こういう、何気ないやり取りが良いわ。
 さり気なく良い話を入れて来ましたが、最終回はどういうノリで行くのか楽しみ。

・花咲くいろは
 25話。手を取り合って。
 今回は菜子でしたね。女将さんはマンパワーを考えて、予約をこれ以上引き受けるな、と言ったわけですが、それを無視して若旦那、縁は予約を入れる。結果、人手が足りず、本来のサービスが出来ない事に。緒花はその事に疑問を抱くも、女将さんの味方をしていると思われて反発を喰らうのみ。なんだか、普段とは違う雰囲気の喜翆荘ですね。その状況に疑問を抱いたのは、菜子も同じ。菜子もまた喜翆荘が好きで、そんな喜翆荘を作った女将さんを尊敬していて。でも、気の弱い彼女は、その事を皆の前では言えなかったんですね。緒花にだけは相談していましたが。そして、たまたま聞いてしまう女将。
 巴さんが怪我をして、どうにもならない状況になったところで、手を貸す女将さんと帰ってきた緒花の母親皐月。縁は拒絶しますが、崇子さんに殴られて、何が大切かを思い出す。王道だからこそ、良い流れ。直前の菜子が、自分が抱いている想いを全部曝け出すところからの流れも含めて。緒花ではダメで、菜子だからこそうまく言った感じですね。喜翆荘はみんな好きなんですから。そんな若者の思いに応える女将さんも。皐月さんも。何が驚くかって、女将さんはともかく、皐月さんもちゃんと仲居の仕事が出来る事ですけどね。子供の頃から見て、手伝っていたんでしょうかね。体が覚えているという事かな。
 最終回のように収まるところに綺麗に収まった感じですが。次が最終回。喜翆荘はどうなるのだろうか。

 VITAの方はVITAの方でPSStoreで購入したPSソフトをプレイ出来るようにセットして、さらにセーブデータのコピーまで。これでVITAで気兼ねなしにサガフロ1や2、エリーのアトリエが出来ます。でも、最初にやるのはワイルドアームズ2の気がします。
 今年は暑かったな、長く続いた残暑を忌々しそうに思い出し、黒髪黒瞳の青年――アスレイン・ルクソール――は空を見上げる。つい最近まで痛みを感じさせた太陽の光は、今や穏やかに降り注ぎ、吹く風は涼しさよりも寒さを与えてくる。風で靡くとマントはそのままに、今日も見回りの仕事に精を出す。
 そう、いつもの見回りの仕事。仕事柄、街の変化は頭に入れて置かなければならない。昨日は新しい喫茶店がオープンした。一昨日はゲーム屋が閉店していた。そして、今日は団地の取り壊しが始まっていた。こういう小さな情報が集まり、広がり、大きくなる。街の成長することは良い事だ。だが、同時に街の裏側に救う闇もまた大きくなる。その闇に対処するのが仕事故に。事が大きくなる前に対処するのが最善ではあるが。
 そんな物思いに耽りながら、アスレインが歩いている道は、2棟の団地に挟まれている。左右に同じ大きさ、同じ形の団地が建っていた。その片側、アスレインから見て左側の団地だけが取り壊されていた。
何かあったのだろうか、と思いつつ、工事現場に目をやる。無論、周りは囲いがあり、中を伺う事はできない。さほど気にすることではないと考える自分がいる一方、妙に気にしている自分がいる。前者を信じるか、後者を信じるか、でアスレインは逡巡する。
 結局、好奇心に負けて、アスレインは囲いの隙間からこっそりと中を覗くことにした。すると、工事の人たちの会話が聞こえてくる。やれ、お祓いだの、子供が行方不明になっただの、自殺が多いだの、呪われているだの。ダメ押しとばかりに轟音が鳴り響く。ここからでは見えないが、何かが倒れたらしい。途端にざわめく工事現場。話を盗み聞きする限り、重機が突然倒れたらしい。怪我人が出ていないようだが、心配にはなる。
ここまで聞いて、アスレインは気づく。これは自分の仕事ではないだろうか、と。工事現場の人と話をしようと、勝手に中に入る。入った瞬間、真夏のような湿気が肌に纏わりつく。怨霊が出ているな、と直感する。
 すると、勝手に入ってきたアスレインに気づいたのか、工事現場のリーダーらしき人が大声を何事かを叫んでいる。
「おい、そこの兄ちゃん。危ないから入ってくるな」
 その声を無視してアスレインは一足飛びに距離を詰め、リーダーらしき人の前に立つ。胸元から身分証を取り出しながら、笑みを浮かべながら、
「陰陽寮特殊戦闘教導隊アスレイン・ルクソールです。怨霊に呪われていますよ、この現場。私に任せてください」
 して、今日の仕事が増えた。空は青く、日は高く。真夏でもないのに、真っ昼間から怨霊退治である。

 アパートの入り口。照明が消され薄暗いその場所は、覗き見るものを異界へと飲み込む穴のようにも見える。ここに入れば、二度と抜け出せないのでは、と思わせる印象を、アスレインに与える。
 考え過ぎか、と、アスレインは穴の淵、アパートの入り口に立って思いを走らせる。内部から漂ってくる腐臭に似た何か。濃密な魔の気配が肌にこびりつく。いつもの怨霊退治と何かが明確に違う。されど、その違いがわからない。違和感を覚えるものの、違和感の正体がわからないもどかしさ。それが妙に、妙にアスレインを不安にさせる。
「面倒だな」
 自身の不安を押し潰すようにこぼれ出る言葉は、アスレインにしては珍しい。それでも、背筋を伸ばし、恐れるものは何もない、と言わんばかりに、アスレインは足を動かし、その穴に入り込む。
 もし、もしも、誰かがアスレインの足元に広がる影を注意深く見ていたならば、12時を過ぎたばかりで、未だに太陽は天高く輝いている時間にもかかわらず、影が黄昏時のように長く伸び、怪しく蠢いていたことに気づいただろう。

 オートロック式だったガラス戸を越えて、中に入る。左右にそれぞれエレベータと階段がある。廊下はまっすぐと奥に伸び、左右に部屋があるため光が入って来ず暗い。電気は止められており、電灯をつけることもできず、闇黒に染まる廊下を進む。おかしなところは何もない。廊下の終わりには非常階段への扉がある。その扉を開けて上に。2階、3階と同じように廊下を歩いては確認していく。おかしなところは何もない。
「おかしいねぇ」
 不安を打ち消すように声に出す。
 して、4階。小さなアパートなので、ここが最上階。ここでおかしなところがないと、それこそおかしい。故に、アスレインは臨戦態勢に切り替えて扉を開く、が何もなく。
「怨霊が襲ってくるかと思ったが」
 嫌な予感がする、胸に不安を抱えながらも、今までと同じように歩を進める。歩いている途中、アスレインはふと横を見る。ドアにはプレートがかかっており、『402』と記されていた。おかしなところは何もない。何も、ない。
「魔眼解放――リリース・イビルアイ――」
 アスレインの黒瞳が割れ金色の輝きを放つ。金色の魔眼、そのうちの一つ。あらゆる虚飾を剥がし取り真実のみを映し出す能力を解放する。
 アスレインは再びドアを見る。
 ドアの色は何の変哲もない緑。壁が白いため、わかりやすくするためだろう。それはわかる。だが、これはなんだろう。黒くて昏い。緑色なのはわかっているのに黒く見える。アスレインの金色の瞳には黒に映る。
 ――すぅ、――はぁ。
 深呼吸。先程から募る不安が最高潮に達する。ドアのノブに手をかけ、一気に引く。果たして、
「ビンゴ」
 先程から漂っていた腐臭が強くなる。足を踏み入れたら、水の中にいるのかと錯覚してしまうほどの湿度の高い空気が体中に絡みつく。まるで、アスレインを捉えるかのように。
 玄関に入り奥を見る。廊下の先に部屋。ベランダに繋がっているであろう窓には暗色のカーテンがかけられ、太陽からの明かりを遮断している。廊下の途中には流し台が備え付けられ、それに向かい合う形でトイレや風呂に繋がるドアが開け放たれている。
 ここで一度退くか、進むか、と考え、悩んだ自分を振り切るように廊下へと足を進める。瞬間、ドアが勝手に閉まり、明かりが灯される。
 判断を誤ったかな、と思いながらも奥の部屋にたどり着く。部屋の中央には丸いテーブルが置かれ、その上には、
「5年日記? また変わったものを書いていたんだな」
 その日記を手に取り、めくり始める。最初の日付は……。

20XX/4/1
 今日から一人暮らし。これで親の目を気にせず、好きな事が出来る。まずは部屋の整理だ。頑張るぞ。

20XX/4/2
 今日は本棚を注文した。実家にいた頃は、そんな怖い本を本棚に並べるな、と言われて並べられなかったが、これで並べられる。到着が楽しみ。

 ふと、アスレインは部屋の壁を見る。左の壁一面を埋め尽くす本棚。上の方には文庫本。黒かったり、青かったり、紫だったり。知らないレーベルもあるが、見覚えのあるレーベルもいくつか見える。
「ガガガ文庫にスニーカー文庫。GA文庫まで。どういう基準で並べているんだ」
 さらに本棚の下の方を見れば無駄に箱の大きなゲームがいくつか散見できる。そのゲームのタイトルを詠み、さらに先ほどの文庫本のタイトルを改めて見る。
「クトゥルー作品の専用棚か」
 こういう分け方は好きだな、感心する。だが、クトゥルーと怨霊、どう結びつくんだ、その疑問の答えを探すかのように日記をさらに読み進める。
 足元では、蛍光灯に照らされたアスレインの影が怪しく蠢いている。

20XX/6/5
 探していたプログラムをネットでやっと見つけた。次の休みにでも調べながら使っていこう。

20XX/7/18
 妙な夢を見た。蒸し暑い夜。水を飲もうと思って蛇口を捻ったら赤い液体が流れだす。それを全く気にせず飲む夢。あれは何だったんだろう。

20XX/7/31
 排水口から妙な臭いがしたので掃除をした。夏場だし、定期的に掃除しないと腐臭がするのは当然か。でも、赤くなっていたのには驚いた。指でも切ったのか、それともどっか錆びていたのか。

20XX/8/15
 友人が泊まりに来た。酒を飲みながら話をしていたら、突然、「窓に! 窓に!」と言い出した時はどうしようかと思った。いくら、ラヴクラフトの著作で盛り上がっていたからって、その反応はどうよ。

20XX/9/1
 最近、妙に部屋が臭イ。掃除はきちんとしてイるし、ゴミも捨ててイる。芳香剤も買ってイるのに、なんでだろ。

20XX/9/25
 床ガ濡れてイる。水をコぼした記憶はなイのに、なんでだろ。最近、コウイウ事が多イカらな。除霊して貰った方が良イのカ。

20XX/9/30
 除霊師を呼んダのに来なイ。ドウやら、悪徳除霊師に引ッカカッタよウダ。クソ。

20XX/10/5
 調子ガ悪イ。気持チガ悪イ体ガ重イ。自分ノ体ガ自分ノもノデ……ナンダコレナンナンダコレコノテハダレノモノナンダワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカ仇品ヴィンンの死ンンふぉなぼお

 読めん、とアスレインは思う。一体、何があったのか、何がここまで狂わせたのか。乱れながらも狂ったように描かれた文字。書いたというより描かれた文字群。
 次のページを開くと、

20

 次の日以降は意味の読み取れる文章はない。ただ乱れた線がいくつも描かれ、黒く埋め尽くされているのみ。めくればめくるほど、その色は濃くなり、最後の方は紙が破れている。
 なんだったんだこれ、と思いながら、アスレインは日記を閉じる。ふと顔を上げると同時に、明かりが突然消える。
 どうしたものかな、と周りを見回して対処法を考える。明かりがなくとも、アスレインの金色の瞳には何ら支障はなく、部屋を見通す。すると、本棚に向かい合う壁に赤色の光を見つける。よく見ればパソコン用のディスプレイ。黒い画面に赤で文字が描かれている。
「起動時の文字……のわけないよな」
 見た瞬間に感じた悪寒を誤魔化すために、声を出す。読もうとすればするほど目が痛くなる。まるで、魔眼自身が意思を持ち、見るなと言わんばかりに。されど、アスレインはその痛みを無視して画面を凝視する。
 黒。画面の色。深淵の連想させる色。パソコンの起動直後の画面。覗きこむとどこまでも堕ちていきそうな印象を与える。
 赤。文字の色。人の血を思い出させる色。パソコンの文字にしては似つかわしくなくフォント。滲んだ文字は書かれる傍から滴り落ちる。
 そして、音。キーボードを叩く音。文字が進むのに合わせて、カチャカチャ、カチャカチャ、と。この部屋にはアスレインしかおらず、アスレインはキーボードを叩いていないにもかかわらず。
 あまりにも鮮やかな赤色に、痛みを忘れ、目を奪われ、ディスプレイに手を伸ばす。されど、触れても何も起こらず、ディスプレイの冷たさだけが手に残る。
 ……それもそうか、と期待した――何を期待していたのかはアスレイン自身にもわからないが――反応が起きず胸を撫で下ろした直後、アスレインの後ろで何か蠢いた。
 アスレインの影が盛り上がる。最初に現れたのは髪の毛。影よりもなお濃い黒が蠢く。その髪と髪の間に覗く顔は髪とは対照的に透き通った白。次に腕が伸びて地面を抑える。プールから上がるような動作で立ち上がったところで、アスレインはその人影に目を向ける。眼に入るのは白い顔とそれを覆う黒。
「おはよう」
 声をかけられた相手――体つきからは女性と見受けられる――は、虚ろにな瞳をアスレインに向け、まわりを見渡し、そして、またアスレインを見る。その瞳に輝きが戻り、少し慌てたように、
「ね、寝てないよ」
「おはよう。エルファス・フィルレイス」
「あう」
 エルファスと呼ばれた女性は、観念したかのようにため息をつく。
「あれだけ、影がめちゃくちゃな動きをしていたら寝てるってわかるわ。もう少し、バレないようにやってくれ。というか、寝るな」
「はーい。で、アス君、何かわかった」
「いや、何も。せいぜいこれを読んでいただけだ」
 そう言って、アスレインは持っていた日記をエルファスに渡す。
「ふーん」
 エルファスは手に取った日記に目を落とし、再びアスレインの方を見る。
「ところで、後ろの画面は放っておいていいの?」
「へ?」
 アスレインが目を戻せば、ディスプレイに描かれていた文字が滴り落ち、黒を赤く紅く朱く染め上げている。画面全てが血の色に塗りつぶされると同時に中心に向かって渦を巻き魔法陣を描き出す。描き出された魔法陣は刹那の瞬間に消え失せ、深い穴を呼び出す。呼び出された穴は、自身の淵を侵し砕き食らう。ディスプレイを飲み干し、壁を覆い尽くし、部屋を包み込む。
 この間、実に一瞬。瞬く間に成長した深淵の穴に抗う手段などあるわけもなく。
「あ」
 アスレインかエルファスか、どちらが上げた声が、もしくは、2人とも上げた声なのかもしれないが、その一言すらをも飲み込み、静寂が訪れる。

 アスレインが意識を取り戻した時に認識したのは白。白い闇。輝くわけでも照らし出すわけでもなく、白に塗りたくられた白。しかして、その闇はアスレインという存在そのものを優しく包み込む。自分自身の肉体の境界線を突き崩し、自分が自分であるという確固たる確信が揺らぐ。そこにあるのは平穏。暖かみを持った何かに包み込まれ、安心感とともにアスレインは――。











 ――否。










 ――――否!

 白い闇の一点に黒が墨汁の如き黒が現れる。その黒はより濃くより深くより強くなり、周囲を染め上げる。さらに黒い闇の中から金色の光が漏れ出す。其は反逆の意志。反抗の意思。抵抗の意志。危ういところで、アスレインは自分を取り戻す。
(危なかった)
 声に出したつもりだが、音としては響かず、頭の中に響き渡る。
(これは困った)
 エルファスを探そうにも音は出せない。目で探そうとも視界は白一色、アニメだったら手抜きとか言われそうだな、と場違いな事を考えていると、
(呼んだ?)
 エルファスの声が響く。直接、意識の中に語りかけるかのように。
(無事か)
(まあね。これくらいなら同化出来るし)
 アスレインは近くに気配が現れるのを感じる。
(で、アス君。なんなのかな、ここ?)
(さてな。『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』というし、深淵にでも覗きこまれたんじゃないかな)
(それはそういう意味で使う言葉じゃないと思うな。どっちかというと、『ミイラ取りがミイラになる』じゃないかな)
(ああ、そうだな。さて、いつまでもこうしていても仕方ないし、抜け出るか)
(何か手段あるの?)
(ただの強行突破。前にも似たような事を何度か経験しているから、なんとかなるだろう)
 アスレインの金色の瞳が、突如鮮烈に輝く。黒い闇は白い闇を侵食する。狂気と恐怖を伴った黄金の光は、白と黒の境界線を見つめる。境界線上のある一点を見つめ、その一点に、両手の指を突き刺す。突き刺した両手は、両開きの引き戸をこじ開けるように左右に広げられる。
(肉体酷使――オーヴァ・ドライブ――だ)

 深淵の穴が収縮し始める。異界と異界を繋ぎ終え、己の仕事を終えたかのように。気がつけば、そこには数多の気配が溢れる。あるものは魚鱗で覆われた人間のような二足歩行の生物。あるものは昏い黒色の肌をした屈強な肉体と山羊の頭を持った生物。あるものは人間ならば首の根元にある部分に口のある生物。それらを始めとする、ありとあらゆる異界の、ありとあらゆる異形のものどもが、跳梁跋扈し始める。其れらはなべて、これより始まる狂気と狂乱に満ち満ちた狂宴の幕開けを、今か今かと待ち望んでいる。
 ――暴飲を求める。人の生き血を啜る。
 ――暴食を求める。人の肉を生きたまま喰らう。
 ――暴虐を求める。人の慟哭を享楽に、人の悲嘆を嘲笑う。
 まさに狂宴。魑魅魍魎と悪鬼羅刹による極悪無比で悪逆非道な狂宴。深淵の穴が閉じられた瞬間に始まる。まだかまだかと待ち構え、早く早くと煽りたてる。抑えきれぬ欲望が、己の体を突き動かす。足で地面を戦うもの。手に持った武器を振り回すもの。舌なめずりをするもの。その行為が不協和音を生み、不協和音が一体感を醸し出す。
 ――音が止む。穴が閉じられる。暗闇の中ですら、なお濃い黒は一点に凝縮され収縮され収束されていく。笑みが浮かぶ。異形のものに笑みが浮かぶ。これより始まる享楽と快楽と悦楽に心を踊らせる。
 しかし、しかし、彼らの野望は果たされることはない。
 穴が閉じられたと思った瞬間、穴の内側から10の指が生えた。今にも消えんとした穴の淵を掴み、広げる。次に見えたのは光。その光を見て、邪悪が一歩、わずか一歩だが後ずさる。邪悪を滅する清浄な光だったからではなく、あまりにも強い憎悪に猛る炎を宿した金色の光故に。その輝きを内在し、穴は広がり続ける。そして、

 ――世界が砕ける音がした。

 闇と光と生と死と、異次元と異次元、異界と異界。その境界線上に立つ影2つ。
 異形のものよりもなお禍々しい黄金の光を爛々と輝かす瞳と闇よりもなお昏い色の魔力を全身より解き放つはアスレイン。抜き放たれた剣と刀は闇夜を切り裂く月光の如く冴え渡る。
 対し、もう1人。エルファスは闇に溶け込み、その姿を見せぬ。白い顔も手も闇に溶け込み、影色の瞳は異形のものどもを殺さんと射抜く。
 最初に反応したのは顔のない化け物。アスレインの顔を喰らわんと牙を向く。その牙がアスレインの頭蓋を襲う瞬間、透明な黒壁にぶつかる。同時に化け物の後ろに同じ壁が現れ、押し花を作るかのように押しつぶす。
 次に反応したのは子鬼と半魚人。各々の武器を振りかざし、襲いかかる。だが、彼らは気づかない。己の身に纏わりつく糸に。糸は彼らの体に食い込み、包丁で豆腐を切るかのように斬断する。
「異界の者は、異界に帰れ」
 アスレインの言葉と同時に、闇を切り裂く闇色の杭が生み出される。
 ここは最終防衛線。己が引けば、自分たちの世界が侵攻され侵略され侵食される。
 故にここは最前線。世界の果ての激戦区。周りが敵だけならば、思う存分暴れることが出来る。
 境界線上で嵐が巻き起こる。
「全身と全霊を賭して――」
 アスレインが持つ刃が輝きを増し、必滅の意志を持って踊り狂う。
「全力と全開で持って――」
 エルファスの左手から垂れる糸。左手がピアノを引くかのように動くたびに敵が切り刻まれる。右手は山羊の頭の化け物の胸を貫く。必殺の呪いが乗った貫手は、わずか一撃で持って化け物を消滅させる。
「全壊させる」
 この狂った境界線上の小さな世界を、破壊し崩壊させんと嵐が猛り狂う。
「死に――晒せ」
 アスレインの魔力が暴走気味に暴れ狂う。闇色の杭を落とし、闇色の壁で押し潰す。輝く瞳は見た者を操り同士討ちを強要し、両の手に持った白銀の刃は縦横無尽に奔り抜ける。エルファスは髪で二丁の銃と二振りの短剣を操り、咆哮は衝撃波を生む。足元からは影色の茨を生やし、変幻自在に駆け抜ける。
 狂宴。化け物の、化け物による、化け物のための、血と狂気に塗れた狂宴。異形のものどもと人外の領域に足を踏み入れた人間による狂宴。異形のものどもは、自らが贄であることを今更ながら自覚する。だが、悲しいかな、逃れることはもうできない。故に僅かな生存を信じて立ち向かってくるのみ。立ち向かう先にいるのは、理不尽と不条理と暴力の体現者。その体現方法は嵐。その嵐の名は――。
「エル。殲滅するぞ」
「了解。アス君」
――蹂躙。

「ということがあったわけだ」
 縁側に座りながら、アスレインは、隣にいる女性――風呂あがりなのか蒼を基調とした浴衣を着ている――に話し終える。
「アホね」
「なんでだよ」
「え、だって、油断と慢心でひどい目にあった、って話でしょ」
 そう言って、浴衣姿の女性――エレミナ・フォルツテンド――は、栗色の髪をかき上げながら、湯気が昇る湯のみをアスレインに渡す。
「ありがとう。って、それは否定出来ないな」
 そう言って、湯のみに口をつける。
「でしょう」
「って、熱っ」
「ちゃんと冷まさないから」
 思わず湯のみを口から離して舌を出す。
「で、結局、今回は何が原因だったのよ」
「ネットって怖いわー」
「はっ? いきなり何を気持ち悪い声を出してるのよ」
「いや、今調べさせている最中だけど、インターネット上で『悪魔召喚プログラム』か『門開放プログラム』でも手に入れてきたんじゃないかな。どっちも異界との道を開くものだから。どうせ中途半端に発動して、次から次へと色んな世界の扉を開いちゃったんだろう。怨霊が出たのは、たまたま霊界と繋がった時に霊道でもできたんじゃないかな。その辺りはこれから調べるところだけど。ああ、報告書が面倒。『ネットって怖いわー』とか書いて終わらせたい。って、何を飲んでます?」
 アスレインがエレミナに目を向けると、彼女もまた同じように湯のみを手に持っている。
「梅酒をお湯で割ったのよ。あんたの話が長いから取ってきたのよ」
「お前……。自分で話を振っておきながら」
「あたしが聞きたいのは、あんたが何を怖がっていたか、よ」
「へ? あ、不安感の事か。あれは簡単。戦力不足」
「え?」
「俺の場合、異界の門を開こうとすると、必然的に肉体酷使――オーヴァ・ドライブ――を使わないといけないからね。リーテスがいれば、魔剣の一振りで簡単に斬り開けるんだけど。だというのに、その不安感を無視して、結果的に寿命を縮める始末。いやはや、初心忘れるべからず。油断大敵とはこのことだね。俺自身、こんな事で不安になるわけ無い、と思っていたのが失敗だった」
 そう言って、薬湯を飲み干す。
「うわ、冷めてきたら苦味が。うぇ」
「アホね。大体、それ効いてるわけじゃないのでしょう」
「……いや、充分効いてるよ。10年くらい縮んだ寿命が9年11ヶ月と30日くらい回復した感じ」
 嘘ね、とエレミナは心の中で思う。だが、その想いはおくびも出さずに、
「1秒先を生き残るために寿命を10年削る技だっけ。それは得なの?」
「魔王経由で供給される魔力を全開で使い切るんだから、それくらい仕方ないさ。それに使わなかったら、とっくに死んでいた。もう、10年以上を前にな……」
 そう言って、アスレインは空を見上げる。広がるのは輝く望月と数多の星々。
 話題を間違えた、とエレミナは思う。あの話は自分にとっても、アスレインにとってもあまり良い思い出ではないのだから。
「あんたも飲む?」
 エレミナは話題を逸らそうと梅酒の入った瓶をアスレインに見せる。
「じゃ、一杯だけ」
 そう言って、薬湯が入っていた湯のみをエレミナの方に突き出す。その湯のみをエレミナは受け取り、梅酒とお湯を1:1で入れる。
「はい」
 再びアスレインはエレミナから湯のみを受け取り、口をつける。そして、離す。
「薬湯の味が混ざって、名状しがたい味になってる」
「でしょうね」
 仕方ないと言わんばかりの顔をして、アスレインは一気に飲み干す。
「じゃ、今日はこれでお暇するわ」
 そう言って、アスレインが立ち上がる。
「ねぇ、アス」
「ん?」
「怖くなかった?」
「何が?」
「別の世界に飲み込まれた時」
「いや、それほどでも。ヤマトノオロチの時に似たような状況になっていた事があったし。それに比べれば、むしろ楽な方」
「そう。強くなったわね」
「どうだろう。ただ、周りに頼る事を覚えただけさ。今日はそれをやらなくて失敗したわけだが」
アスレインの顔に浮かぶのは苦笑。
「アホね。あたしになら、いつでも頼っていいわよ」
「頼りにしてるさ。ヤマタノオロチの時も、その前からだって、助けてもらってるしな」
「そっか」
 少し、いや、だいぶ嬉しい、そんな気持ちを隠すためにエレミナはアスレインから顔を背ける。
「頼るついでに、晩御飯はどうする? 食べていく? と言っても、そんな大層なものは用意できないけど。」
「いや、今日は家で食べるって言ってるからな。じゃ、またな」
「そう言って別れた後、アスレインはエレミナ・フォルツテンドという少女の姿を見ることはなかったのである」
「おい、何不吉なナレーションを自分で言ってる。ついでに、少女って年齢じゃないだろ」
「あら、こっちの方が良かった? その日を境に、エレミナはアスレイン・ルクソールの笑顔を見ることはなかった」
「俺を殺すな」
「言われたくなかったら、こまめに顔を出しなさい」
 手を振りながら、エレミナは冷めた言葉を吐く。
「わかったよ。じゃあな」
 後ろ姿で手を振りながら、アスレインは境内に向かっていき、闇に溶けるように消える。アスレインがいなくなったのを確認した後、エレミナは庭の真ん中に歩いて行く。長い髪が風に吹かれて靡く。
「……」
 浴衣の袖からは取り出すのは筒のようなもの。卒業証書などを入れるような筒よりも少し短く細い。それを左手で持ち、魔力を通す。すると、その筒の両端から光が溢れ、弓が生まれる。右手にはいつの間にか取り出した白銀の剣。まるでそれを矢にするかのように、弓につがえる。
 エレミナの冷めた目は天空に浮かぶ月を射抜く。銀の色を湛えて、夜の街を見守る月。その月に向かって、矢を放つ。夜を切り裂く銀の輝き。一直線に月へと向かい、流星の如く解けて消える。
「何してんのかな、あたし」
 酔っているのかな、と考えながら庭を後にする。
 天には月と星。世の栄枯を見守るように、今宵も静かに輝き続ける。
 カグラがやりたかったというか、白銀色のVITAが出たら、PS3の周辺機器扱いで欲しかったので。まだあまりいじれてませんが、PS3とのリモートがなかなか面白いですわ。今後も、色々と試してみようと思います。また、nasneを購入した方が良い気がしてきて困りますね。電源が足りないからけていないのですが、どうしたものかな。

・THE UNLIMITED 兵部京介:絶対可憐チルドレン
 8話。兵部と零戦との決戦。
 零戦との勝負よりも、アメリカから亡命してきた超能力持ちのイルカや不二子と兵部の関係の方が強調されていた気がしますけど。あと、兵部とその父親の関係。
 父親は超能力研究で妻を死なせてしまった事を悔やんで、兵部に能力を使わせないようにしていたようで。その過去を乗り切る兵部。それでやっと超能部隊を家族と認識できたのにもかかわらず、亡命してきたイルカの脳による予知で兵部が世界の敵になると発覚して、ノーマルに殺される。これが今の兵部が生まれた理由。信じていた者に裏切られる。そして、それはチルドレンの薫も同じ流れの中にいる。物語上では兵部が薫に拘る理由、演出として子供時代の兵部の声が薫と同じ理由。なかなか良い構成でした。
 兵部が初期バベルメンバーを皆殺しにしたのも、超能部隊の能力者が絡んできそうだな。兵部にとっての家族。今のパンドラも、そのつもりで作っているようにも見えるし。

・生徒会の一存 Lv.2
 7話。サブキャラズームアップ回。
 というわけで、リリシアさんメインの話。杉崎のアドバイスを受けて、生徒会メンバー相手に普段とは違った態度を取るもののドン引き。ツンデレ風にドジっ子風。見ていて痛々しい。いや、面白かったけど。その後も杉崎に付けられながら、会長と真冬をつけて取材。なんだろう、この変な流れ。会長と真冬の交流も面白かったけど。なんだかんだで、真冬はツッコミ役ですね。
 さて、リリシアさんですが、新聞を事実の歪曲と言い放ちながら、同時に目の前の人の、本当に大切なことは秘密にしたままにする優しさも持ち合わせていました。きっと、ネタにして良い相手とダメな相手をちゃんと線引した上での言動なんでしょうね。杉崎は良心の呵責無くネタに出来るんでしょうね。杉崎だから仕方ない。
 杉崎、要所要所では格好良いのに、そういう時に限って鈍感だから困る。惜しい。ハーレム手前でフラグを尽く折ってる気がする。

・僕は友達が少ない NEXT
 8話。学園祭準備開始。
 映画を撮ることになってましたね。夜空のシナリオ作成能力が意外でした。ある意味、自分の願望をストレートに表現した結果なんでしょうけど。それ故に配役に拘ってるんでしょうけど。その配役が思い通りにならなければ、勝手にシナリオを書き直すほど。小鷹と仲良くなりたいんでしょうけど。
 結局、なんだかんだでさらに書き直して、隣人部全員の納得のいくレベルに。どんな話になっているか楽しみなところですね。このメンバーで、このままうまくいくとは思いませんが。どこかで見た気がする、という言葉も気になりますし。

・ジョジョの奇妙な冒険
 21話。ワムウとの決戦開始。
 勝負自体は、リサリサが戦ったくらいでしたね。同時にリサリサの出生の秘密が明かされる。ジョナサンがディオに襲われた時に助けた赤ん坊だったんですね。その後はストレイツォが育てる。ジョセフとは因果な関係ですね。あれ、でも、なにかもう一つ隠し事があったような。なんだったかな。
 それにしても、ワムウもカーズも戦車戦が始めようとして、かなりワクワクしている様子が見て取れて。なんというか、楽しそうですね。昔も同じようにやって、楽しんでいたんですかね。
 ジョセフ対ワムウ。勝つのはジョセフだろうけど、どうやって勝つか、楽しみですわ。

・D.C.Ⅲ ~ダ・カーポⅢ~
 8話。美琴回。
 同時に杉並の出番も多かったわけですが。杉並は清隆達が調べている事について、何かしら知っていそうな雰囲気があるんですよね。知っていて黙っていて、清隆達が真実に近づくのを待っているのかな。なんにしろ、今回は美琴が可愛い話でしたけど。ついでに、見ない顔の人がポンポン出てきて、いきなり何事かと思いましたけど。
 最後に出てきた天枷探偵所。前回のラストでも出てきたけど、彼女、やっぱりダ・カーポⅡに出てきてたよな。

・リトルバスターズ!
 21話。クドルートに帰還。
 クドの昔の話から始まって、ロケットの発射失敗まで。意外と展開が早かったですわ。クドの体にココアで紋章を描く話から、ロケットまではもう少し長かった気がしていたので。前半ではクドと仲良くなり、中盤ではクドの回想、そこまでやってクドの母親への想いを見せた上で、母親が乗ったロケットの発射準備失敗は、わかってはいても辛い物がありますね。これからの展開もまたかなり重いので、ちょっと見るのが辛くなりそうです。
 しかし、本編しかやっていないから、クドの母親を絵で見るのは初めてですね。クドに似ているといえば似てる。ただ、なんか、別の作品のキャラを思い出してしまう。CLANNADあたりで見たような。見た目が。性格は違うでしょうけど。

・みなみけ ただいま
 9話。2週続けて保坂とか、なんという私得な展開。
 同時に夏樹やら藤岡やらも登場して、みなみけに出てくる男性キャラが結構好きなので、見ていて楽しめましたわ。藤岡の恋心が全く伝わってないところとか、ヒトミの恋心も全く伝わってないところとか。藤岡とヒトミが完全に似たもの同士なところも笑いましたね。みなみけの3人姉妹ではなく、そのまわりの人達が魅力的に描けているのが良いですわ。
 なんだかんだで人のアドバイスを素直に受け取る夏樹は、本当に素直な良い人だと思います。さりげに、保坂をやり過ごせるところもすごいけど。

・聖闘士星矢Ω
 46話。マルスの闇の力を受け継いだアモール戦。
 魚座で石田彰だから、すぐに倒されるだろうと思っていたアモールでしたが、期待を裏切って、今なお立ち塞がってきます。セブンセンシズに目覚め、マルスすら倒した光牙とエデンの2人を相手にしても、なお余裕。アモール自身の能力もさることながら、それだけマルスが溜め込んだ闇の力も強力だったわけで。本来は光牙に移植するつもりなんでしょうけど。それは防ぎきれないとしても、光牙は耐えることが出来るのかな。
 光牙とエデンはアモールによって火星へ。そこが最終決戦の場か。生き残った黄金聖闘士の役割も気になるところ。というか、氷河さん仕事して下さい。

・ドキドキ!プリキュア
 5話。キュアソード再登場。
 1話2話で危機に陥ったのが嘘のように圧倒的な戦闘慣れ。相手が目眩ましをやって来るからといって、目を閉じて戦うとか、キュアハートらとは圧倒的に強さが違いましたね。本当、1話と2話は何だったんだろうかと。同時に、かつて仲間を失った悔恨からか、まだ仲間になってくれなさそうですが。ついでに、正体が誰かは、明確にはなってませんでしたね。こういうぼかし方は好きですわ。四葉財閥の情報収集能力で調べあげた結果、まこぴーであることはほぼ確定なんですけどね。うん、四葉財閥怖いですわ。恐ろしいですわ。やっぱり、敵に回してはいけませんわ。というか、変身物の正体を指紋や靴型で確定するとか。なんか、王道のようでいて、王道からずれている感じが良い味を出してますわ。
 マナの握手。握手をすれば分かり合えると信じている握手。最初は断られたけど、握手会とは言えども次はしてくれた。マナの想いは伝わったのかな。伝わっていると良いなあ。
 で、何か物足りないなあ、と思っていたら、眼鏡をかけた六花さんとジョー岡田を見てない。物足りないわけです。

・CARDFIGHT!! ヴァンガード リンクジョーカー編
 112話。アイチVS森川(櫂のデッキ仕様)。
 いやあ、見応えがありましたね。アイチが勝つんだろうな、とは思っていましたが、ドラゴニック・オーバーロードジ・エンドの能力を完全に使いこなして3回攻撃までやってきた時は、本当にアイチが勝てるんだろうか、と不安にもなりましたわ。最後はガンスロッドを使い続けた
 いや、本当に、まともなデッキを使う時の森川くんは強敵ですわ。同時に、自分が組んだわけでも無いデッキをいきなり渡されて使いこなしているのも凄い。デッキコンセプトがわからないから、普通は戦い方がわからなくて、戸惑うものなんですけどね。そういうのが全くないわけで。森川くん、デッキの作り方以外は、このアニメの中でも、かなり上位ランクじゃないんだろうか。デッキの作り方が下手なせいで、その能力を活かしきれてない気がします。
 無事に部活は認められる。顧問がヴァンガードファイトを知らないところに不安がありますけど。あと、部長副部長は誰になるのかな。部長はアイチで確定だろうけど。副部長争いが激しそう。

・閃乱カグラ
 9話。春花様行動開始。
 春花様の作戦通り、雲雀を操って超秘伝忍法帳の奪取に成功。雲雀云々ではなく、霧夜先生の失敗のように見えて仕方ありませんけど。霧夜先生はかなり凄腕の忍者のはずなのに。ここ最近は妙に春花様の作戦に引っかかっている気がしますね。いや、本当に。凡ミス多いけど、霧夜先生の評価が大丈夫なのか気になるところです。
 そして、雲雀は蛇女に。蛇女のメンバーが悪忍になる理由を知ってしまいましたが。雲雀は戦う理由を失っていきそうですね。敵だから倒す、が出来なさそうですし。それは半蔵学院の他のメンバー―もそうでしょうけど。
 1クールだと思ってるけど、残り3~4話で終わるのかな。2クールだとすると今度は尺が余りそうだし。どうなるかな。
 鈴音先生の正体が誰かもしっかり明かして、物語を綺麗に完結させる方向のようではありますけど。誰の策略であの結末になるのだろうか。

・日常
 24話。笹原先輩の出番が多かった気がします。
 笹原先輩を中心に、彼に想いを寄せる2人の女性がピックアップされてましたね。片方はみおですが。ゆっこにからかわれて、集中力をなくしてましたが。最終的に嘘をついたゆっこはぶん殴られてましたけど。予定調和ですわ。もう1人の方は妹にからかわれる始末。2人とも、自分に近い人にからかわれる対象になっているのが、似たもの同士ですね。
 肝心の笹原先輩はみおが落とした100円玉でジュース買うわ、自販機の調子が悪くてまともに飲み物が買えなくても、落ち着いている姿が無駄に格好良い。壊れているじゃなくて傾いている、という表現がまた。このクールっぷりは凄いわ。でも、人のお金を勝手に使うなよ。
 いつもどおりの展開なのに、なんだか終わりに近づいている感じがするなあ。

・花咲くいろは
 24話。反抗。
 喜翆荘をたたもうとする女将さんと続けようとする従業員の対立。女将さんが横暴なように見えましたが、女将さんなりの親心だったことが、緒花には明かされましたけど。緒花はその半分も理解していないのか、理解しても気にしてないのか、どっちなんだろう。女将さんは自分たちが作ったしがらみを潰したいんでしょうけど。それと、自分の子供への贖罪の気持ち。緒花が言うとおり、お年寄りですけど。自分の人生の反省とその清算みたいなものですからね。喜翆荘を愛して守りたい人の気持ちを無視してますし。同時に、ぼんぼり祭りの手伝いをしなければならない、という慣習を始めとした、こういったしがらみを嫌っているようにも見えますし。でも、今まで何を考えているか、わからなかった女将さんの気持ちがわかるようになったのが良かったな。
 緒花はコウちゃんをぼんぼり祭りに誘うことに成功する。ぼんぼり祭りが最後の話になってくるかな。女将さんと従業員の和解は成功するのか。お客さんが喜翆荘で楽しんでくれるのか。映画情報出ているから、喜翆荘が残るのはわかっちゃってるんですけどね。緒花の家族関係、どうなるのか、気になりますわ。
 しかし、次郎さんが原作を担当した漫画が、民子やトオルさんが料理人を目指すきっかけになった漫画だったとは。ここに来て、まさかの種明かし。こういうエピソード好きですわ。

 とりあえず、torne関係とスクリーンショットをアップするためにTwitter関係のアプリは入れたけど、他には何を入れたら便利になるかな。あと、PS3にダウンロードしたPSソフトのセーブデータの転送方法も確認しないと。こういう準備をしている間って楽しいんですよね。
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